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星にとどけ、ベルカント

     
2007年05月20日 天井鍼灸院

        作成 静岡県牧之原市・天井鍼灸院

...../bungei/htmlThe DIctionary of murago, the Local Word of Sagara Village in Shizuoka Prefecture by Yasuhisa Amai, the Master of Amai Clinic Office of Acupuncture.
 CLICK HERE if you want to search words in English.
相良・御前崎の地名の読み方・書き方・発音の仕方
相良・御前崎の村語について
村語辞典の索引

  貴重な村語を21世紀 へ!

 21世紀も7年目を迎えました。一般には、21世紀は「地方の時代」な度といわれていますが、実際には、長年親しまれてきた身近な町村の名前が、「平成の大合併」なる暴挙によって次々に失われ、田舎町は幽霊と老人だけしか通らないシャッター通りと化し、寂れる一方です。
 20世紀は村語にとっては受難の時代でした。
 中央集権の徹底を図る明治政府は、“標準語”なる言葉を作成し、“方言”を下品な、野暮ったいものとして抹殺しようとしました。さらに放送などの発達 で、家族や友人たちとの生の声による会話よりも、テレビなどの機械を通して耳に入ってくるものの方が圧倒的に多くなった現在、村語は急速に使われなくなって きています。
 天井鍼灸院のサイトには、鍼灸、園芸、ワイ ンとこの村語の4つのテーマのページがあり、かつては小生の本業の鍼灸・マッサージ・東洋医学に関す る質問やメッセージが多かったのですが、題名を変えてから村語に関するメッセ ージが多く寄せられるようになりました。しかも郡内や県内の方だけでなく、ず いぶん遠い地方の方、しかも静岡県とはほとんど関わりのない方が読んでくださっているのには、とても感激しています。また、静岡県内の企業・個人や、方言 をテーマにしたサイトをお持ちの方が、リンクを張ってくださっているのも光栄に思っております。
 このコーナーは、静岡県榛原(はいばら)郡南部の相良・御前崎地区でよく 聞くことばと、この地域の地理・歴史・風俗・慣習などに関係のあるキーワード (人名や民俗行事)なども書いてあります。また参考に、アクセントのところに アンダーラインが引いてあります。筆者が学習塾の英文法の教師をしてい る関係で、品詞名や活用形、さらに文法的な説明をしてあります。興味のない方 には煩雑
もしれませんので、読み飛ばしていただいて結構です。
 98年9月から、題名を「遠州榛原郡(はりはらのこおり)相良むらの方 言 」から、「遠州相良・村語(むらご)辞典」に改名しました。これは「方言」と いう言葉に、多かれ少なかれ、野暮ったいとかださい、田舎っぽい、下品といっ たマイナスのイメージがあるからです。「村語」は小生が思いついた言葉で、N HKのアナウンサーがしゃべるような、無味乾燥で、味気なく冷たい言葉でなく 、太陽と水と自然がいっぱいの、地方に培われてきた、人情味のある、表情が豊 かで暖かい言葉を「村語」ということにしました。「国語」が国によ って管理・統制されている言葉であるのに対し、村語は、地方の人たちが、自由 に気ままに使っている言葉です。
 しかしテレビの普及や、また学校では共通語を使い、どこからともなく入っ てくる流行語({超サイテー」や「むかつく」など)の方がかっこいいと言うこ とで、村語を使う人は、いわゆる団塊の世代と、それより年輩の人に限られるよ うになっています。しかもビジネスや改まったときには極力共通語を使うように 努めている人が多く、近い将来、村語のほとんどは消滅してしまうかもしれませ ん。そんなこともあり、まだ使っている人がいるうちに、まとめておきたいと思 ったのが、このページの趣旨なのです。この辞典のさくいんは同じフォルダの中のv-index.htmlで す。
 なお、村語はいわゆる「人民」が普段しゃべっている(いた)言葉なので、かなり下品な 語句や、また、現在は使ってはいけない、身体または知的障害者や特定の病気の罹患者、 旧被差別部落の人たち、あるいは特定の職業に対する差別用語や、最近問題にな っているセクシャル・ハラスメントに該当する言葉などもあります。しかし資料 として、普段この地区の人たちが使っている言葉をそのまま書いて解説しておき ました。不愉快な思いをされた方や、ご意見などがありましたら、メール

harikyu@po.across.or.jp

をいただければ幸いです。

It is the list of the local words which is spoken in Sagara Villge and Omaezaki Village, Haibara County, Shizuoka Prefecture. the underlined parts are the points of accent. They are written in the Hepburn Spelling and use "h" instead of long tone marks.

        

    ア

 あむけ(ああぬけ) (ああぬけ)aanuke<名 詞> 仰向け、仰臥、自動車が事故で横転して、タイヤが天を向いている ときにも使う。また、ああぬく<カ行五段活用動詞>としても使う。lie down on back. aomuke in common Japanese.

 いこう 相高 Aikoh<固有名詞> 県立相良高校。戦前は、相良家政女学校という、お国のために良妻賢母を作る女子 校だったが、戦後男女共学の普通高校になった。入試には5教科のテストの他、 村語による面接があるので、都会から来た人にはこれが難関かも。村語に自信のない人は、この ページをじっくり見るのもよいが、小生の天井学習塾 で勉強するのがベストかもしれない。Sagara High School in short. This was wemen's housekeeping school before World War Two.

 あいさ  aisa <名詞> 間。合間  during

 あおたん aotan <名詞> オニヤンマの雄。1950年代まで、“アオタン捕り”は男の子にもっとも人気の ある遊びだった。male dragonfly

 おんどろ aondoro <名詞> あおこ。あおみどろ。よどんだ河、田圃、沼 などに生える緑藻類。

 すか arasuka あるものか。あるはずがない。「そんなことあらすか」など という。愛知県方 面でもよく使われている。cannot be. pronounce like as 'Alaska'.

 りんど arindo<名詞> アリ。<例>「あのありんどのすみたいななあなんだね」 (あのア リ塚のようなものは何ですか)an ant. ari in common Japanese.

 あんまあ <名 詞> 女、女の子。やや軽蔑的な言い方。 a woman, a girl.

 あんもう  anmoh<名詞・幼児語> お餅。大人が使うこともある。古い上方の女言葉{あも」または「あんも」がなまったもの。<例>。「あんもうでもくってきない」(お餅を食べていらっしゃい)a rice cake. Originally it is a baby talk but is often used by adults.

 い <終助詞> 共通語の「よ」に当たる。<例>あーあ、競輪で10万ばかすっちゃったい(あーあ、競輪で10万円くらい損 してしまいました)。だからあんな博打(ばくち)はやらない方がいいのですよ…株を買いなさい、株を。a particle to finish sentense.

  ikai (いかい) <形容詞> でっかい、非常に大きい。古語に「いかし」とい うしく活用の形容詞があるが、こちらは活用。比較級は「いっかい」、huge, big, large

  が む   i gamu <マ行五段活用動詞> ゆがむ。変形する。warp
 
  ikeru<下 一段活用動詞> 埋める。<例> 「いぬんしんだですなはまへいけてけ た」。(犬が死んだので、砂浜に埋めてきました。) 「いける」は国語辞典に なく村語と思われるが、童謡の「かなりや」(西條八十作詞)の2節目に「唄を 忘れたかなりやは、背戸のこやぶに埋めましょか」が、「いけ ましょか「になっている楽譜があるそうで、西條氏は遠州と似た 村語を持つ地方の出身者なのだろうか。 bury

  いじくる  ijikuru いじる。いたずらする。「いじくりまわす」ともいう。disturb

  itakane (いたかね)<感動詞> ごめんください。(特に御前崎の)おばあさまたちが近 所の家を訪問するときに使う。もちろんゆっくり大きな声 で、語尾は長く上げ気味に言う。Hello! It is used when an old woman she visits neighbours or her friends.

 いっこく ikkoku (一刻・一国) <形容動詞・名詞> 片意地な、頑固な、融通が利かない 。戦前の小学唱歌の「村の鍛冶屋」に、「あるじは名高き一国親爺、早起き早寝 の病知らず」というのがあったが、戦後鍛冶屋もなくなり、この歌も忘れ去られ てしまった。広辞苑に「一刻者」の語があるが、相良では「あんたは一国だから ねえ」などと形容動詞に使う。obstinate

  inoku、カ行五段活用動詞> うごく。「いごく」ともいい、「いごく」は名 古屋あ たりでも使われている。move

 いす ibusu (薫す)<サ行五段活用動詞> おならをする。「へを こく」、「へーひる」とも言う 。 <例>あんたいまへーひった(いぶした)ら。「あなたは今おならをしたで しょう」。break wind

 みり imiiri<名詞> ひび。(例) このグラスはいみ りが入っていて危ない捨てた方がええ(このグラスはひびが入っていて危 ないから捨てた方がいいですよ)。「いみ」ともいう。crack (of glasses, cups, and so on)

 みん <名詞>iminzo田圃の溝。<例>こぞうんいみんぞでざんるうかまってる。(少年が田圃の溝でアメリカざりがにをおもちゃにして遊んでい ます。

 もね imoneh(芋姉) <名詞> いかにも田舎風の野暮ったい女性のこと。こ の地方は砂 地で土地がやせているので、稲作はあまり行われず、サツマイモの特産地だった 。その芋ばかり食べているように、都会の垢抜けた要素がほとんどない女性とい う意味。An woman who lives in a farming village and is not dressed smartly. Imoneh means sweet potato girl, and sweet potato was cultivated widely in our villages.

 いきょ i nkyo (隠居) <名詞・サ変動詞> 次男以下の人が分家して新しい所帯を持つ こと。その分家を「隠居家」という。もちろん若い人が多いので、隠居して家を建ったなどと言う言葉を早とちりして 、おみやげに五葉松の盆栽などを持って行かないこと。a branch family. start a branch family

 いんごingoh (因業)<名詞・形容動詞> 頑固で強情、負けず嫌 いなこと。国語辞典には「むごい ・無情」の意味があるが、その意味には使わない。土佐の方言の「いごっそう」 に似たイメージ (例、因業な親父)obstinate,

 いんびい inbih(いんびい)<形容動詞> 淫靡ニ非ズ。いびつな、不格好な。な お、遠州に は○ん○ー、○っ○ー形の短縮形が多い。おっかあ(母)、きんりい(いもきり ぼし)out of shape

 みがっさあ umigassah (海家猿)<名刺> 平田・片浜・地頭方など、漁師町のやや荒っぽい人たちを蔑んで言う言葉。

  ura <人称代名詞> おれ、ぼく。中高年の男の人が自分を指して言う言葉。「 うらあ」は「ぼくは」。「うらんち」は「俺の家」で、「裏の家」ではない。I, my or me.

 うらっぽ  urapo <名詞> 先端。先の方。「さきっぽ」ともいう。<例> 今晩の相手はたば このうらっぽに火いつけてくれた衆(今夜の恋はたばこの先に火をつけてくれた 人) the tip, the point. 

 うん(裏盆)urabon <名詞> 本来うらぼんとはサンスクリット語のウラン バーナの音訳で、漢字 で盂蘭盆と書き、いわゆるお盆のこと。成仏できずに幽霊になっている亡者を済 度する「施餓鬼会(せがきえ)」を中心にする仏教行事である。それがこの地方 では阿弥陀如来が済度する大人をまつるお盆に対し、地蔵菩薩が済度する子供を まつる地蔵盆(8月24日)を裏盆として、お盆と表裏一対の物とする風習が生 まれた。現在では大人も子供も関係なく2回セットで行われている。御前崎町で 盛んで、門前に迎え火を焚く。originally urabon come from sanskrit and means a Buddhists' event to save people from the hell, but in Omaezakivillagers think ura the other side and do obon event twice. In the evening of August the 24th villagers light a torch in front of their house and invite dead paople to their home.

 ろぬ uronuku<カ行五段活用動詞> 間引く。「ここは芽がごしゃごしゃ出て るで、うろぬ かんといかくならんに(芽がたくさん出過ぎているから、間引かないと大きくな らないよ)」thin out

 えかん eekan <副詞> いい加減、適当に。「非常に」の意味にもな る。「ええかん頭に来た」originally it means a suitable amount or just right, but we use it "nonsense", or inaccurate. also means "very".

 うがで ehnoh, yuhgade<感 動詞> 漢字では「好喃優雅而」 「結構なご身分ですこと」の意味。羨 望と嘲笑の意味があるが、こんな名前の日本酒があったら呑みたい!I'm envious of you. Everyone is envious of your life, isn't it?

 しゃ <名詞> eshaエシャロットまたはエシャレッ トとも言うが、フランス料理のエシャロットと は全くの別物で、らっきょうを少し若いうちに収穫した物。刻んでカツオの刺身 のつまにする(鰹以外には向かない)。またそのままみそをつけて食べる。a young Japanese shallot bulb. In our village we chop it and eat with sashimi.

  る  e zoru <ラ行五段活用動詞> なぞる。trace

 おいで oideru<下一段活用動詞) おいでになる。いらっしゃる。お 見えになる。おいでる 。おいでたのほかでは、「おいでてください(おいでとくんない)」が「いらっ しゃってください」の意味でよく使われる。come

 おいはん oihan<名詞> 「お夕飯」の訛り。夕食のこと。supper

 おうかん 往還 <名詞> ohkan 共通語で往還といえばかなり広い通りだが、村語では私道に対して公道のこ と。street, road, way

 おおす ohsu <助動詞・サ行五段活用> 〜しつくす。〜しきる。 <例>「こんなたっくうもらってもたべおおせんで」*こんなにたくさんいtだいても食べ切れませんよ」。finish doing

 うど <名詞> ohdo 庭、前庭。相良では商業地や漁村地域で人家が密集していて ほとんど庭のない 家も多いが、農村地帯では屋敷の前に数畝から数反歩の前庭がある家がある。ど うどでは自家用の茶や野菜、草花などが植えられ、周りは樹木で囲まれている。 公道から玄関までは数十bのかいど(私道)がある。garden

 おうぼったい ohbottai<形 容詞> おもいようなだるいような感じ、うっとうしいgloomy

 おおがねけ Ohganeke <大鐘家住宅  大鐘家は、初め豊臣秀吉の家臣だったが、血の気の多いかと宇土らの助との 諍いから郷里の越前を捨てて16世紀末に相良に定着した。江戸時代、大磯村の 大庄屋として、また名字台頭を許された旗本として絶大な権力を持っていた。住 宅は江戸時代初期の物と言われ、見学可能。また、庭には花菖蒲が植えられ、開 花期には見事である。(上の青いところをリンクすると、相良町観光課による写 真と詳しい説明がある)

 ーがー  ohgah <名詞> へっぴりむし。かめ虫。信州では「へこき虫’というそうだ。 

 おおざかおおさかむし) o hsaka mushi( ohzaka)<名詞> チャバネゴキブリの こと。 特に大きなやつをオオザカという。大 阪の方から侵入してきた虫という意味だが、大阪ではなく、神戸からきたものだ といわれている。cockroach

 おくんな okunnai (助動詞)ください。動詞の連用形につけて「見とくんない(見てください )」などのように使う。また、「これみいおくんない」といえば、「これを三つ ください」Give me. or use as an auxiliary verb, do anything for me.

 おこうしんさ(お庚申様) okohshinsama<名詞> 5つ後の 「お日待ち」を参照。60日に一度ある「かのえさる」の 日の夜、みざる・きかざる・いわざるの3匹の猿が描かれている庚申の掛け軸を まつり、山盛りの飯を供える。部落により隣組の家を当番制に回り、当番の家に 組の人たちが集まって礼拝する。また庚申塚(こうしんづか)が建立されている ところもある。中国の民俗宗教である道教の迷信に由来する。道教は老子・荘子 などが興した「無為自然(むいじねん)」を中心思想とする道家(どうか)が後 漢末期に黄巾の乱(おうきんのらん)をおこした張角らによって宗教化されたも ので、最終目的は仙人になることだが、庶民には不老長寿・強精の法として親し まれた。In Chinese calender every sixty day or every sixty year has each name and kohshin is one of them. Kohshin is the special day and the host of the day gathers neighbours and has a party.

 おさんこ osanko <名詞> 餡の入った餅。「はと」とも言う。萩間地区では、おさんこち、ごもんどりともいう。a rice cake with azuki jam.

 おせがき 御施餓鬼 osegaki<名詞> 施餓鬼会(せがきえ)のこと。餓鬼道に堕ちて しまった亡者を読経の力で救い、成仏させる行事。相良の中心部、大字相良・福 岡・波津・大沢及び大江の寺院では7月15日を中心に行われるが、そのほかの 字では8月15日を中心に行われている。なお、浄土真宗では、普段念仏をしていれば阿弥陀如来の本 願により、、間違いなくお浄土に行けるので、餓鬼道に堕ちる心配もなく 、従ってこの行事もない。A rite of Buddhist in order to save people who dropped into the hell. It is done on July 15th,or August 15th. at temple. Johdo Shinshuh's temples don't do osegaki, because the people who always call Amida cannot drop into the hell.

 じぶつさん (御持佛様) ojibutsusan<名詞> 仏壇。特に、仏像がま つってある仏壇のこと。Buddhist's furniture with Buddha's statue.

 お ozoi<形容詞> 悪い、(建物などが)ぼろい。(天気が)風雨が強い。遠州 の形 容詞は、比較級・最上級があるものがあり、おぞいは比較級が「おんぞい」、最 上級が「おーんぞい」。<例> 「おまえのがっこ、うらのよりおんぞいに」( 君の学校は、僕たちの学校よりぼろですね)bad, weong, no good.

    o da i (お大) 金持ち、財産家。また、経済観念に乏しい人を皮肉って{あのひ とはおだいだで」などと言うこともある。a rich man. a man who has wastefle habit

  ちゃ んべ え  o chanbe h <名詞> ませて生意気な口のききかたをする女の子。遊郭に買われてきた ばかりの、女郎としての役に立たない幼い少女に、お茶を挽く仕事をやらせたこ とから、役に立たないおしゃべりばかりしている少女を「お茶っ挽き(おちゃっ ぴき)」と呼び、それが訛ったものとされる。地方により、おちゃっぴー、おち ゃんびーなどともいう。 a boisterous girl.

  おっかあ   okkah <名詞> 本来は「母親」の意味だが、女房、妻の意味に使う。<例>おま えおっかあをどっからもらっただね(あなたは奥さんをどこからもらったのです か)wife

 おっかさん okkasan <名 詞>母、おかあさん。

 おっかない okkanai <形容詞> 怖い。恐ろしい。auful, terrible

 おっしー <名詞> osshiiみそ汁。お汁の簡略形「おし」を○っ○ーにしたもの。澄 まし汁・潮汁・スー プなどに言うこともあるが、普通はみそ汁のこと。miso soup
 
 おう(さ ん) otoh(san)<名詞>「父親」の意味の他に、亭主・夫・主人、さらに漠然と中年の男の人 を指すことがある。ごく親しい間だけでなく、かなり改まったときに「お父さん は今配達に出かけておりますので」などと使う。小生は母と二人暮らしだが、電 話に母が出たとき、何回か「お父さんと変わってください」と言われたことがあ ったそうだ。「おっかあ(お母さん)」も同じように使う。Its original meaning is father but villgers use like as husband or a male man.

 おどける  odokeru <下一段活用動詞> びっくりする。おどろく。共通 語の「おどける(御道 化る)はふざけるいみだが、それを表すには「たわける」を使う。be surprise

 ましい (疎ましい) <形容詞> otomashii ひどい。大変な。困った。江戸時代の狂言や読み物などに出ている語だが、 現在の共通語ではほとんど使われない。terrible

  odomu <マ行五段活用動詞>沈殿する。砂糖や粉末スープなどが、下の方でうまく説けずに固まったりどろどろになっていること。「よどむ」から転訛した ものと思われる。settle

 おはた き ohataki<名詞> はたきもち、粳(うるち)米、つまりもち米でない普通の米を蒸し て、のし餅のように加工した食品。屑米の利用。餅の代用に考えられた物で、こ しがなく粗末な食品とされていたが、「ふるさとの味」として上米を使った物が 販売されている。a rice cake made from common rice. Not so adhesive.

 おまち(お日待ち)ohimachi 中国から伝わった道教の思想に、 60日に一度ある庚申(かのえさる)の日 の夜寝ているうちに、人間の体から三尸虫(さんしちゅう)が抜け出して、地獄 の閻魔大王にその人の今までの罪を報告し、大王はそれを元にいわゆるえんま帳 を書くというのがあった。そのため、庚申の夜は三尸虫が抜け出さないように、 何人か集まって徹夜して飲食するという風習ができた。これを庚申講(こうしん こう)またはお日待ちという。現在は簡略化され、年に一度の隣組の親睦会にな っている。勿論徹夜はしない。This event comes from Chinese old religion named dohkyoh. Sanshichuh(three dead men's warm)

 ふねんじ Ofuneshinji (御船神事) 相良町波津にあり、相良・波津・福岡の三つの部落の氏神に なっている飯津佐和乃(はづさわの)神社の村祭りに奉納される神事。長さ2m くらいの気でできた帆が張ってある船の模型を、数人の若者が担ぎながらかけ声 とともに前後に傾けたり、倒したりしながら村の中を練り歩く。9月14日から 16日まで行われる。観光案内にはほとんど出ていないが、なかなかのものなの で、暇な人は是非来とくんない。The demonstration at the fall rite in Sagara. Some young men carry a wooden model ship, roll and pitch the model ship and walk through the street.

 んこ(御満口) omanko <名詞・サ変動詞> ヴァジャイナ。「〜やる」というとsexをすること。現在では共通語、というより全国版の俗語になっているが、本来静岡市付 近の方言で、村語では「やる」をつけて動詞に使うことが多い。女性のあそこを表す名詞は、村語では“つんびー”、大井川より東では“おちょこ”と言った。 vagina. having a coitus.

  おみょおつけ omyoqutsuke <(御々御付)<名詞> 味噌汁。「おつけ」、「おっしー」とも言う。

  す  o ya su <サ行五段活用動詞> だめにする。お釈迦にする。<例>テレビの写りん 悪いっけもんで、ぶったたいたらかえっておやいちゃったよ」(テレビの写りが 悪いので、強くたたいたらかえってお釈迦にしてしまいました。村には時々こう した単純というか、困った人がいるのですよ。break

 おやぜみ oyazemi <名詞> あぶらぜみ(油蝉)。

  うじゃ   o yohja <名詞>おやつ。お三時。tea break

  おらくでござんす orakude gizansu <感動詞> 「好い尾日和でございます」年輩の人や女性が 使う挨拶の言葉。50〜60代の男性は「好喃楽而(ええのうらくで)と言う。

 んじ <名 詞> onjo ぎんやんま(トンボの一種)50年代頃までは、トンボが非常に多く、トンボ取りを趣味にしている子供がかなりおり、胸や腹の色、翅の模様などによって様々 な名前が付いていた。 a dragonfly

 んちゅう Onchuh 御中 <固有名詞> 企業や組織に手紙を出すときの敬称「御中」は、「お 」にアクセントがあるが、こちらはその逆に発音し、御前崎中学校の略称である 。御前崎と付いているが御前崎にはなく、相良町新庄、旧地頭方村の村はずれの 茶畑のど真ん中にある。相良・御前崎2町の組合立で、1970年に御前崎・白羽(しろわ)・地頭方三つの中学 を統合して開設され、学区は御前崎町全域と、相良町の地頭方地区。Omaezaki Junior High School in short.

  ん ぼ (お んぼう )隠亡  o mbo (h) <名詞>火葬場で火葬の業務に携わる人。江戸時代には、穢多(えた)や非人とは別の、火葬を職業とする賤民の一種だった。と場の労働者、屎尿処理現代では浄化槽管理会社の従業員)などとと もに、被差別部落の人たちの専用の職業とされ、白眼視されていた。a crematory worker

    カ行

 かいづ  kaidzu <名詞> 黒鯛の幼魚 an infant fish of black sea bream

 い ど <名詞> kaido 農村地帯では数畝から数反歩の「どうど(前庭」がある家が 多い。そのため、公道から玄関まで数十bの専用の通路が必要になる。この、屋 敷専用の通路をかいどという。Path to one's house

 き kaki 牡蠣 kaki <名詞> 一般に生ガキ は、英語でRの付かない月、つまり5月から8月には 食べてはいけないと言われているが、御前崎の遠州灘の磯で捕れる牡蠣は、5月 から8月が一番うまい。干潮時にひたひたになる、素人でも捕れるところの牡蠣 は、型も小さく、また水がよどんでいるところのものなので、しょんべんがきと いってあまり上等でないが、少し沖の、漁師が採ってくるものは、もちろん天然 物なので最高の味わいである。とくに、貝殻の差し渡しが15センチ以上あり、 貝にびっしりとコケのような物が付着しているのは、「君が代ガキ」といい、村 印絶品の第一だろう。妻にキュウリの刻んだものを少し添え、檸檬汁をかけて食 べるのが一番うまい。炭火で焼いて食べるのも非常に美味。ワインはフランスブ ルゴーニュの、ムルソーMeursaultがよい。86, 89, 90及び92年ものがおすす め。oisters. Oisters from Omaezaki Village is very good at May to August. しかし、君が代とブルゴーニュというのも実にいい取り合わせですな。an oister

 か kajime<名詞> 褐藻類の海藻。相良付近は海藻の宝庫と呼ばれ ていて、いろいろな 種類の海藻が採集され、利用されている。かじめは別名相良布(さがらめ)、ま たはとろろ布ともいい、干したものを細かく切り、みそ汁をお椀に入れたあと上 にばらまいて食べると、ぬめりがでて、淡い塩味と磯の香りを伴い、地元の人た ちに好まれている。決して煮てはいけない。a kind of seaweeds. Special food of Sagara village.

  katagu<ガ行五段活用動詞>傾く。家や会社などが経済的に破綻してつぶれる。  lean

 ちゃめ gachame <名詞> やぶにらみ。斜視。自動 車のヘッドライトが片方切れたり、テールランプが片方切れ、あるいは カバーの赤いガラスが壊れてただの白熱灯になっているのにも使う。strabismus  

 がっ <名詞> gasshoh 海岸の防波堤のこと。合掌の形をしていたところから来たものと思われる。 <例>平田のがっしょうでかいづつってきた。(平田=大江地区の海岸に面した 集落。漁港がある=で黒鯛の幼魚を釣ってきました) a breakwater

 かった い <名詞>  kat tai  らい病(ハンセン病)にかかって顔が変形してしまった人のこと。江戸時 代のことわざに「かったいの瘡(かさ)恨み」というのがあり、らいの患者が梅 毒の患者に「お前は鼻が堕ちたくだいですんでいるからうらやましい」というこ とから、重症の病人や重度の障害者は、健常者より、程度の軽い患者や障害者を うらやむという意味で出ており、これは“いろはがるた”の「か」の札でもあった。。村語では戦後まで、ひどく醜い顔を「かったいみ たいな」などといっていた。ハンセン病患者は「触ると伝染して顔が腐る」などと いわれ、大変な差別を受けていた。1996年に当時の菅直人厚生大臣によって 、悪名高かったらい予防法と結核予防法が廃止になったのは記憶に新しい。a patient of leprosy.

 がつら gatsura < 副助詞> 〜しながら。〜をかねて。〜のついでに。「がてら」。<例>散歩がつらたばこ買ってくる。あっ、散歩は良いけど、たばこ(死煙草)は肺がんのも と・火事のもと・迷惑のもとですからやめましょう。

 とう  <副詞> gatoh 非常に。大変。<例>おうどでがとういかいガトー gatoがガトーgàteauをくっ てる。(庭で大変大きな猫がケーキを食べています)「ガトー」はスペイン語で は雄猫の意味ですが、フランス語ではケーキの意味になります。very

 kabu<名詞> オートバイのこと。本来は本田技研工業の商品名だが、「味の 素」 のように普通名詞として使われている。「俺のカブはヤマハ製だ」などと使う。名古屋でくるまを「トヨタ」というのと同じ。トヨタと は、 乱暴な運転をするために存在する車のこと。a motorcycle

  kamau <ワ行五段活用動詞> いじめる。からかう。いたずらする。<例>「ねこ をかまわっとおよし」「かまうもんか」(猫をいじめるのはよしなさい)。ただ しこのあとの「かまうもんか」は?ですぞ。make fun of. make sport of.

  かやす   kayasu <サ行五段活用動詞> {返す」のなまり。<例>「このあいだの浦英雄( ”英”の字は濁点で読むそうです)かやしてや」。小生はあーゆーものには趣味 がないので、どーゆーところでゲットするのかさっぱりわかりませんが。return

  かやっさ   kayassa <名詞> 裏返し。「裏返しにする」を「かやす」と言うことから。return to opposite side

  ga ra i <副詞> つい.うっかり(故意でなく)

  gawa<名詞> 郷土料理の一つ。白味噌を水で溶き、生のカツオ(身だけでなく、 頭部の肉や軟骨、内臓なども入れる)、タマネギ・人参・ピーマンなどの生で食 べられる野菜、香味用の青じその葉・三つ葉・生薑・ニンニクを加え、最後に氷 を入れてかき回して仕上げる冷たいスープ。漁師が船内や浜辺で作っていたが、 民宿でも食べられ、御前崎には「がわ」という名前のヘルスセンター風の民宿ま である。。氷を入れてかき回すときの、ガバガバという音からできた擬声語と言 われる。相良・御前崎と伊豆半島南部の漁村に見られ、伊豆では「がば」という 。最近は香味料としてチャイブ・フェンネル・チャービル・パセリ・ヒソップな どのハーブを使う人もいる。魚へんに味と書くこともある。A special cold soup of Omaezaki Village. prepare raw tuna, onions, garlic, ginger, miso, and stir with ice and water. Gawa is an onomatopoeia of stirring sound.
 
 かわさ 川 崎 Kawasaki <固有名詞> 現在の榛原町の中心街。1889年の町村制 施行で、静波・細江などそれまでの5つの村が川崎町となった。郡役所・警察署 ・保健所・病院・中学などがある榛原郡の中心となったが、それまで城下町とし て栄え、町ができていた相良にとってはおもしろくなく、川崎が田沼街道に沿っ た長い市街地しか持っていないのをからかって、「ふんどし街」などといってか らかったものである。1956年に坂部・勝間田2村を編入して榛原町と改称。 気質が保守的で、大型店の進出がほとんどない相良を後目に、このところ大型ス ーパー・ホームセンターなどの出店が相次ぎ、国道150線沿 いに郊外型の新しいショッピング街ができている。

 かだ い (貫大?) <名詞>kandai体重。重さ。<例>おまえそいじゃあかんだいが30かんはある な。(あなたはその姿では体重が30貫目はありそうですね) この地方は食物が豊富なこともあって、けっこう「おでぶさん」が多いのです よ。weight

 かんだいまき <名詞>kandaimaki 生のまき。薪。firewood 

 かんだるい kandarui<形容詞> 何となくだるい。「かったるい」と もいう。feel sluggish
 
 んま 癌 豆 ganmame <名詞> 粒の小さい空豆。青いうちに収穫し、ゆでて食べる。a young broad bean, Vicia faba.

 きいない kihnai<形容詞> 黄色い。yellow

 きっちゃか <形容動詞> kicchaka 機敏な。きびきびした。すばしこい prompt. astute

 んの kinnoh(昨日) <名詞・副詞> きのう。昨日。熟字訓だが、東北から 九州まで、 広い範囲で「きのう」より「きんのう」のほうが、多く用いられているように思 われる。yesterday

 ん りー kinrih<名詞> サツマイモをふかし、切って冬の天日で乾燥した物。芋切り干し。1 8世紀中頃サツマイモの栽培が奨励された頃、砂地で他の作物が生育しなかっ た遠州灘沿いの地区にサツマイモの栽培が普及。冬の西北風が強く、冬はほとん ど雨が降らない気候を利用し、保存食として「きんりー」が作られた。30年く らい前までは、子供のおやつになっていたが、商品価値の高い温室メロン・いち ご・花卉園芸などに転換したり、農業をやめた家も多く、生産量は少なくなった 。boiled, slices and dried sweet oitati.

 しゃ(汽車) kisha<名詞> 本来蒸気機関車が牽引する客車列車のことだが、当地では 電車・気 動車も汽車という人が多い。a train.

  も ん   ki mon <名詞> 「着物」の転訛。衣服。着物。洋服。<例>おまえきもんがうしろまえ だに」(あなた、衣服が前後反対に着ていますよ)clothes

 く (区)  ku 都市部の町内会に当たる自治組織。十世帯前後が集まって「組」になり、いく つかの組が集まって区になっている。一つの大字が一つの区になっている場合が 多いが、御前崎町の二つの大字のように大きなところはいくつかの区に別れ、相 良町萩間地区のようにいくつかの大字で一つの区になっているところもある。防 犯・防災活動だけでなく、村祭りの運営、役場の連絡の取り次ぎ、青年団・消防 団・婦人会・子供会・老人会などの運営、「区民祭」と呼ばれる部落単位の運動 会や親睦会、さらに独自のグラウンドや集会場を持っている区もある。しかし、 借家やアパートの人が入れなかったり、公共的な性格の強い組織でありながら神 社・庚申講・念仏などの宗教的なことに関与しているのは憲法違反であるとの批 判が出るなど問題も多い。a hamlet

 く す が   ku sugaru <ラ行五段活用動詞> (刺などが)刺さる。他動詞は「くすげる」stuck

 そ  kuso<接頭語> 非常に、大変。<例> くそおもしろい。くそしずかないえ。御 前崎の人がよく使う言い方である。very

 くびっ ちょ <名詞> kubissho 罠(わな) a trap
 
  kumi(組) <名 詞>上記の「区」を参照。以下は村の人Aと都会に住んでいる親戚Bの、 電話での会話
B.今度の土曜日の夜、泊まりに行ってもいいかしら。
A.その日は組の集まりがあるもんで、私いないけど。
B。あんたいつから、やくざになったの? a group of neighbours. 

 らぼったい kurabottai <形容詞>薄暗い。<例>くらぼったいへやでテレビみっとおよ し。(薄暗い部屋でテレビを見るのはやめなさい)dark

    ku reru (下一段活用動詞> (同輩または目下の人に)やる。あげる。与える。相 手からもらうときだけでなく、自分から与えるときにも使う。<例>「うらんお っかあおまえにくれっか」(うちのかみさんを君に進呈しようか)。もちろんこ ういうのは冗談なので念のため。give

 ろ kuro<名詞> すみ。わき。(例)ダンプが来るでくろによりない(ダンプカーが 来るから、道の隅に寄りなさい)。corner, the side of the street.

 け ke <終助 詞> 疑問文を作る助詞。共通語で「元気かい」などというときの「かい」にあたる。〜ですか。<例>「おまえ今日学校いかんかったんけ(おまえは今日学校 へ行かなかったのかい)。御前崎町と相良町地頭方地区で用いられる。  A particle to make an interrogative sentense.

 けいべ (軽便)keiben <名詞> レール幅 762mmの小規模な鉄道。相良で軽便といえば、藤相(とうそう)鉄道 のこと。志太郡青島村前島の新藤枝から榛原郡相良町大江の相良まで走っていたのでその名がある。当初は独立した会社だったが、戦時中に静岡鉄道(現しずて つデリヴァリ)に合併。戦 後延長され、最盛期には志太郡西益津村の大手から小笠郡笠西村の袋井まで70 `を3時間あまりかけて走る日本で一番長い軽便となり、駿遠線(すんえんせん)と改称された。 最初は蒸気機関車が牽引する客車列車だったが、1946年上新田駅近くで機関 車からの火の粉で民家3棟を焼く火災が発生し、気動車に転換。1964年台風 で大井川の橋が流失して復旧不能になり廃止になった。762 mm wide gaged small railway system.

いべんがつお <名詞> keibengatsuo 船内で血抜きして頭をしたにして氷漬けにした鰹。 刺身用の鰹として最高級品であった。

 けっこい kekkoi (結構い) <形容詞> 清潔な。きれいな、美し い。beautiful

  ketoh (毛唐)<名詞> 外人。特に白人のこと。a foreign person espscially a white person. a gaijin

 けぶったい ke buttai <形容詞> 煙い。<例>「このウイスキー、えらくけぶったいにおいがす るねえ」。{おじぶつさんに一ヶ月載ってたで(仏壇に一ヶ月間のせてありまし たから)」 smoky 

 け keyasu <サ行五段活用動詞> 消すturn off the light, fire, a TV set and so on.

 けんが kenga <接続助詞> kenga〜 けれども、〜だが。<例>このお茶まんずいかもしれんけんが、のんどくん ない。(このお茶はまずいかもしれませんが、飲んでみてください)終助詞とし て使って、あとをぼかすこともある。though
 
 ご go <名詞> 落ち葉。fallen leaves.

 うこ kohko 香々 <名詞> 漬け物、特にたくあんのこと。<例>うらはんわるいで、い かいこうこはくえれん。(私は歯が悪いので、大きく切ったたくあんは食べられ ません)たくあん石を遺跡で探しゃ、これがほんとのこうこ学」pickles

  んす  go za nsu 「ございます」の短縮形。東京あたりでうっかり使うと、やくざと間違えら れそうだが、村では年輩の人たちが丁寧な言葉として使っている。<例>ご注文 はそれだけでよござんすか」(ご注文はそれだけでよろしゅうございますか)

  kosui <形容詞> 悪賢い。 ずるい。「こすっからい」 ともいう。愛知県や西日本 の一部でも使われているようだ。昔ロシアにコスイギンという首相がいたが、当 時はやった「夜の銀狐」から、「ソ連は首相までこすい銀狐だなどとからかった ものだ。 cunning

 ごせっい goseppoi<形容詞> 気持ちいい、心地よい。快適な。 漢字では「御所っぽい」で、天 皇陛下のお住まいの御所にいるようだという意味。bery confortable. as if lives in the Emperor's Palace.

 う  kozoh <名詞>むすこ。せがれ。大阪弁の「坊主」と同じ。<例>なに、またいん だか。小僧にまっと勉強せんといかんゆっとけや(なに?またいないのかい。息 子のもっと勉強しなくてはいけないと言っておきなさい)son.

 たえさん kotaesaran こたえられない。たまらなくすばらしい。 very good

 (お)ごっつぉogottso, gottso <名詞> 御馳走、美味しそうな料理。dinner, delicious fuud

 ん 子メロン komeron <名詞> 相良・御前崎地区は、マスクメロンの温室栽培が盛んだが、最終 的には一株あたり1果実に間引かれる。この摘果したメロンを子メロンといい、 粕漬けや、ショウガ醤油、塩などに漬け込んでお新香として食べる。ゴルフボールから鶏 卵くらいの大きさの卵形または俵形で、まだメロ ン特有のネット(地図のような網目模様)がなく、柔らかい毛が生えている。は白瓜に似ているが、大きめのものは少し甘みがある。村のスーパーに出ることがあるが、ほとんど自家消費で、都会に出荷されるこ とはない村印良品の一つ。thinned out baby fruits of musk melon. It is very good for pickles.

 ごもんどり(五文取り) gomondori <名詞> あんころ餅。昔駿河の府中で、一皿五文で売っていたこと から。 

 う goroh (御覧) <動詞の命令形> 「五郎」さんではなく、「ご覧なさい」の意 味。古語の「ご覧じろ」の短縮形。「あのいぬごろう、えらくいかいに」(あの 犬をごらんなさい、ずいぶん大きいですね」Look! or Try doing anything

   サ行

 あ <終助詞> 動詞の未然形につけて使う。 〜しよう。(例)行かざあ=行こ う。大分くだけた表現なので、女性は使わない。A particle meaning 'Let's'. Foe example, kuwazah means "Let's eat".

 sahra<副助詞> 〜ごと、〜のまま。<例>「かごさあら持って きておくれ」(か ごのまま持ってきてください。whole

  さ こ さ  sa sako hsa <副詞> めちゃくちゃに。ひどく。awfully

    sa bu i <形容詞> 寒い。マ行とバ行の転訛はよく見られ、さびしい→さみしいな ど、共通語にも見られる。cold

 んるう  za nru h <名詞> アメリカざりがに。

 じる 事 故る jikoru<ラ行五段活用動詞? 交通事故を起こす。静岡県は年間の人 口比交通事故死亡率がワースト・ワンになったが、相良町はドライバーのマナー の悪さでは県内でワーストスリーにはいるそうだ。お互いに気をつけま せう。makes traffic accidents.

 しゃっぽばな shappobana <名詞> ヒャクニチソウ’百日草)一重咲きの百日草に「ソンブレロ」という品種があるが、一重咲きの花はどこかつばの広い帽子のように見えるからだろう。Zinnia.。

 じゃん jan <終助詞> 本来「ではない」の短縮形で、英語の付加疑問のように、相手 に相づちや確認、同意を求める言い方だったが、現在ではやや遠慮した、という か自信がない「のだよ」の意味になっている。本来静岡県中・東部・伊豆地方と 、神奈川県の足柄地方の方言だったが、全国的な言葉になっている。またこれを 丁寧にした?「〜ではないですか」という、語尾を下げて発音する変な日本語も 、東京あたりで聞かれるようになってきた。a particle which villagers add like as a tag question.

 じゃんがあ  jangah <名詞> じゃがいも。potato

 じゅい jurui<形容詞> 道がひどくぬかるんでいる様。炊飯の際の水加減を誤 り、ご飯が 軟らかいときにも使う。muddy, sluchy

 しょみ  shohmi <名詞> ざる。a bamboo colander 

 しょっつら shottsura<名詞> 顔、顔面。<例> しょっつらひっぱたい てやらっか。(顔をぶん殴っ てやろうか)face

 しょんば 塩んばい shonbai <形容詞> 塩辛い、しょっぱい。概してこの地区の人たちは、農業・漁業 などの激しい肉体労働の従事者が多かったため、「しょんばい」味付けがすきで ある。そのために高血圧の人が多い。salty

  ん び り  shi mbi ri <名詞> 足のしびれ。ふつう「しんびりかく」というふうに使う。<例> 坊主のお経ん長いもんで、しんびりかいちゃったい」(ご住職様の読経が長いの で、足がしびれてしまいましたよ)feel numb. an anaesthetic

 んぶん      shinbun 新聞 <名詞> 相良で「今朝の朝刊見た?」などと訊かれたときは、静岡新聞の 意味である。村で静岡新聞を取っていない家庭は二割ほど(その半分は全く新聞を取っていない)である。ちなみに、その次に多いのは中日新聞で、首都圏の三 大新聞、朝日・讀賣・毎日はほとんどない。静岡新聞は一部のインテリ層から、「右傾化新聞」として吉良和得ているが、農林水産物の概況や、町村の首長・議 員の立候補者の略歴まで載るので、生活に密着した新聞として親しまれている。70万以上の発行部数を詡り、地方新聞では最大。

  zu終助詞> 「ざあ」と同じ意味だが、こちらは女性が主に使う。滝 廉太郎の「花」という合唱曲に「見ずやあけぼの露浴びて、我に物いふ青柳を」 というのがあり、作詞者が武嶋羽衣という清水にゆかりがありそうな名前の人な ので、思わず駿河弁を使ったのだと思っていたが、古語にこの使い方があるよう だ。A particle which means 'Let us', but it is politer than zah.

 ずきたろう Suzuki Umetaro 鈴木梅太郎 <固有名詞・人名> (1874 〜1943) 相良町(旧地頭方村)堀野新田の出身の 農芸化学者。1910(明治43)年ビタミンB1の抽出に成功。米糠に多く含ま れていることから、稲の学名Oliza sativaに因んでオリザニンと命名した。後に 東大教授になった。彼の業績を記念して、優れた理科の研究を行った中萼・高校 生に、鈴木梅太郎賞が贈られている。The discoverer of vitamin B1. He was born in 1874 in Horino-shinden in Jitogata village(Now it's a part of Sagara Village). He was an agricultural chemist and a professor of Tokyo University.

 ずしい suzushii<形容詞> 知恵遅れほどではないが、知能の程度が少し劣 ること。「あいつ 頭が少し涼しいんじゃないか」などと使う。さらに知恵が遅れているのは、「お めでたい」という。In common Japanese, suzushii means cool, but in our village it means "mentally retarded but not so many.

  い  zu na i <形容詞> 賢い。頭がよい。clever

 ら zura <助詞> 「〜でしょう」の意味。「ちゃっきり節」で有名になった静岡の 方言だが、山梨・長野でも使われている。戦後、三河地方から「だら」が東進し てきて、相良・御前崎あたりで「ずら」を使うのは60歳以上の年輩の人に限ら れる。a particle to make question sentense.

 ぐろい seguroiwashi <名詞> かたくちいわし。一般に「猫またぎ」と呼ばれる下魚の最たるも のだが、新鮮なものは生のものを三枚に下ろして生薑醤油をつけて食べると非常 に旨い。煮干しや田作りの原料にもなる。small sardine the back of which is dark cokour.

 せせくる  sesekuru <ラ行五段活用動詞> 共通語の「せせくる」は乳繰(ちちく)ると同 じ系統 の言葉で、男女が戯れる、いちゃつく、SEXをするの意味だが、村語では「ほじ くる」の意味で、爪楊枝アンドで虫歯の穴や歯の隙間をつつく意味。ただし、鼻 くそや耳くそには「ほじくる」を使い、せせくるは使わない。pick

 せっつく settsuku <カ行五段> 執拗に要求する。催促する。うるさくせがむ。せつく(責付く)のなまったもの。

 んしょ sennsho<形容動詞> 出過ぎた、出しゃばった、生意気な、僭越な (この項は地頭方 出身の寺田修一氏にご教示いただきました) presumptuous

 かね sohkane <感動詞>  そうですか。ただし抑揚が独特で、「そお おおおかね’という感じに、真ん中の長音の部分を高く、長く、強く発音する。また中国語の第3声のように、「そ」をいったん高いところから急に下 げ、ずり上げて発音することも。これが正しく発音できれば、実用村語検定試験1級合格ですぞ。年輩のご婦人がよく使う。Is that so? pronounce like as "sooooookane".

 なり sonnari <副詞>そのまま、<例>かたずけンととんなり にしといとくんない。(片づけないでそのままにしておいてください) as it is. keep intact.

  タ行      先頭に戻る

 
 いこなます daikonamasu <名詞> いわゆる「なます」のこと。この地方で は大根を「だいこん」ではなく、「だいこ」という。膾(なます)は本来生肉のことで、村語では刺身の意味。そのため、それと区別するために、千切りにした 大根、人参、たこなどを酢・塩・砂糖にしたした料理は「だいこなます」という。pickles of radish, carrot and boiled octopi.

 たかっぱ <名 詞>  ta kappa タカノハダイ(鷹羽鯛) 御前崎沿岸に住む魚で、石鯛に似たk黒と灰色の縞 模様のある平べったい魚。伊勢えび漁の時網にかかってくる。白身だが独特の臭みがあるため、価格が安く、 村の外へ出荷されることはほとんどない。煮魚用。eagle wing fish

 けんが dakenga <接続詞> そうですが、そうだけれども。しかし。議論が白熱してきて、相手の言うことに異議を唱えたいときに挟む言葉。but。

  たこがっせん(凧合戦)  takogassen <事物> 凧合戦と言えば見物客 百万以上を集める浜松祭りが有名だが、相 良や横須賀(現在の小笠郡大須賀町)など遠州には伝統的な凧が多い。5月3〜 5日に相良海岸で行われ、凧糸にガラスの粉が仕掛けてあり、それで相手の凧の 糸を斬り合う。また、長男が生まれると、名前を書いた1編が6尺以上ある正方 形の凧を一緒に揚げてもらう風習がある。鯉の滝登りになぞらえた鯉のぼりと同 じで、屋根より高くあがるというのは、元気に成長して無事に大人になると言う 意味がある。童謡の「しゃぼん玉」に、「屋根まで飛んで壊れて消えた」という 部分があるが、これは詞を書いた野口雨情の長女みどりが、乳児のうちに死んで しまったことにがっかりして書いた唄と言われているが、背が高く成長するのを 天まで届くのにたとえたのは、日本全国共通のようだ。 

  たっ う  tak ku h <副詞・感動詞> 「たくさん」の省略形「たく」が○っ○ーの形になった 物。「たくさん」の意味の副詞としてより、「もう結構です」の意味によく使う 。No, thank you.

 で dade<接続助詞または終助詞> 「〜だから」または「からなので」の意味。あと に書いた「で」とほぼ同じ意味で、あとに相手の解釈に任せるニュアンスがある 。「で」が用言の終止形(過去・未来などの終助詞が付いたかたちも含めて)に 付くのに対し、「だで」の方は、体言に付く。「お前ワイン飲むだか? おれま だ未成年だで」 {君はワインを飲むの? 私はまだ未成年だから(飲みません )」。ところで、清水義範著、笑説、大名古屋語辞典にこの語があるので、中部 地方のかなり広い範囲で使われているようだ。so, though

 る (閉てる)  tateru <下一段活用動詞> 戸や窓を閉める。遮断する。枕草子に「あけて出で入るところたてぬところ、いとにくし{開けて出入りしたあと閉めない人は、きらい だ」という記述があり、また「心に(耳に)戸をたてることはできない」という表現もあるが、単独で使われることはないようだ。shut

 ぬまおつぐ(田沼意次) Tanuma okitsugu 1719 - 1788江戸時代の幕臣。 綱吉と組んで「生類哀れみの令」を出した柳沢吉保と並び、 賄賂と汚職(厚生省では「官僚習慣病」と呼ぶように提唱しています)にまみれ た政治を行ったことで、江戸時代の悪玉両横綱の一人。吉宗によって長男家重の 小姓に取り立てられ、知恵遅れで言葉の不自由な家重が将軍になると、その言葉 を理解できることから出世し、1772年に老中になる。遠江相良に城を持ち、 子の意知(おきとも)とともに権力をほしいままにする。蝦夷地の開拓・手賀沼 などの干拓による新田開発、さらに鎖国中の当時、オランダからの書物の持ち込 みを大目に見たために蘭学が興り、文化の発達に貢献したのと、領民を大事にし たので地元での評判はよぁうだ。しかし賄賂を出すために地方では人民の搾取が いっそうひどくなり、浅間山の噴火や天明の大飢饉が追い打ちをかけ、庶民にと って、この田沼時代(1766-1786)は天保時代と並ぶ最も苦しい時代だった。A prime minister in Edo era and the load of the Sagara Castle. He was a miser and took bribe as much as he could. Once Sagara Castle was said larger than that of Edo. So the lives of peaple became terribly, and all aeound him had a grunge against him, and at last his son was killed in Edo castle.

  tawake<名詞> ばか、あほう。強めて言うときには「どたわ け」、「くそたわけ」 ともいう。遠州から愛知・岐阜あたりまでは「たわけ」や「たーけ」を使うとこ ろが多いようだ。a stupid man, a fool

 たんと tanto<副詞) 沢山 イタリア語tantoからの外来語。<例>「イタリア行っ たら たんとおみやげかってきてや」(イタリアへ行ったら、おみやげをたくさん買っ てきてくださいね)。a lot of, same as Italian.

 ちそ chiso <名詞> しそ(紫蘇)a Japanese culinary Herb. Perulla frutescens

 ちゃあけ chaake お茶漬け。<例>ちゃあけでも食べてきない(お茶漬けでも食べていらっしゃい)遠州人は京都の人見た様にドケチではないので、遠慮なく呼ばれて いっても、後でとやかく言われることはありません。chazuke. a soup of rice, hot green tea and other foods, especially salty one like tsukudani.

 ちゃばん chaban <名詞> (学校の)小使さん。用務員。また用務員室。 a caretaker of school. the caretaker's room of the school.

 ちゃりん charinko<名 詞・幼児語> 自転車のこと。ベルの音の擬声語「ちゃりん」に接尾語の 「こ」がついたもの。一説に韓国語の自輪車(チャリンゴ)がなまったものとも言う。略して「ちゃり」ともいう。しかしさすがの田舎でも、ベルの付いた自転 車は今はない。 a bicycle. (baby talk) an onomatopeia from the sound of the bell.
 
 ちょっら  chokkura<副詞> 少しだけ。動詞に対して使い、「ちょっくら手伝ってくりょう」、「 ちょっくら散歩に行ってくる」などのように言う。a little

 ちらける chirakeru (散らける) <下一段活用動詞> 散らかす。散乱させる。<例> あん たがちらけたしんぶんかたづけといとくれ」(あなたが散らかした新聞は、片づ けておいてください。)slatter. mess up a room

 ちんたら chintara <副詞> のろのろ、ぐずぐずしただらし ない様。特に怠けてそうすること。「ちんたら ちんたらやるな」などと使う。擬態語と思われる。そういえば最近公衆便所の手 洗いで、ちんたらちんたら歯を磨いている若者が居ますが、公衆電話での長話と ともに、とても迷惑ですねえ。do something slowly and idly. a word from onomatopoeia.

 んびい chinbih<形容詞> 小さい。細かいlittle, small

 んち chinchin<擬声語・形容動詞> 本来水が沸騰する音の擬声 語だが、このあたりではお 湯・お茶・スープなどが熱くて飲めない、利用できない、手をつけられないとい った意味に使う。お風呂がわきすぎて入れない意味にも。なお、「男性名詞」と はアクセントの位置が全く違うので、誤解される心配はない。 Originally an onomatopoeia of boiling water. It means that soup, tea and water is too hot to drink, or water is too hot to take a bath.

  っか  kka <助動詞> (動詞の未然形に付き)〜しましょうか。〜してあげましょう か。<例>ここんとこおもしろいでよんでみっか」(ここのところがおもしろい ので、読んでみましょうか)Shall I ?

  っちょう   tchoh <助動詞> (連体形につけて) 〜だそうだ。 〜という。古語の「てふ 」が訛ったものと思われる。<例>ころもほすっちょうあまのかぐやま(衣を干 すと言われている天香具山よ)。あっ、なんでこんなところに持統天皇がお出ま しになったのかなあ。It is said that

 つみき る (爪操る) tsumekuru <ラ行五段活用動詞> つねる。「つみくる」または「つねくる」ともいう 。pinch, give a sharp pinch

   tsura<助動詞> 過去を表す助動詞の「た」と助詞の「ずら」が合わさった短 縮形 。{〜しただろう」の意味。例、たべつら=食べたでしょう。特に疑問の気持ち が強いときは、当然のことながら語尾を上げて発音する。a particle to make question sentense of the past tense.

 つんびー (つんびい、ツンビー)tsunbih <名詞、サ変動詞> 女性の外性器のこ と。江戸ニテ「わぎな」トゾ言ヒケル。また、性行為のこと。平安時代の漢和辞典である和名類聚抄にある古語の{ つび」の転訛したもので、貝の「つぼ」と同系の言葉と思われる。漢字では尸の なかに朱を書く。clitoris, an anatomic word. Having a coitus. Of course it is one of the four letter words, so you oughtn't to use.

 で <終 助詞> 「〜なので」、あるいは「〜から」の意味。本来は接続助詞だっ たが、ここで切ってしまい、あとは含ませておく使い方が多い。また、共通語の 「よ」と同じく、穂ロンド意味のないこともある。「あしたまた来るで」=「明 日また来ますから、(よろしくお願いします)」、または「明日また来ますよ」 。a particle to end a sentence. Now it has no meaning.

 や  teya <助動詞+終助詞> teya 動詞の連用形に付き、やや親しみのある 命令を表す。{〜してください」。連 用形が撥音便の時は、「でや」になる。食べてや。 読んでやのようにつかう。 「命令形+や」の形。「食べろや」、「読めや」は、ややぞんざいな、あるいは 高圧的な感じになる。a particle to make a soft order form.

 うじばな(唐人花)  tohjinbana 百日草。キク科の一年草Zinnia elegans. 仏壇用の花としてよく栽培されてい る.
Zinnia elegans It means foreign people's flower.

 とろい  toroi<形容詞> 頭の働きが鈍い。うすらばかの。mentally delayed

 どんきゅう donkyuh <名詞> 泥鰌(どぜう)。捕まえると「きゅーっ」と鳴くので、この名があるとい う。

 んぼ tonbo<名詞> 昆虫のトンボは「と」を低く発音するがこちらは「と」を高 く発音 する。ビンチョウマグロ、ビンナガマグロ。英語でsea chickenといい、ツナの 缶詰の原料。相良では刺身にして食べる。肉は肌色で脂分が多いが、肉質がもろ い。tuna. originally it means dragonfly fish.

  ナ行      先頭へ戻る

 
  
 nai<助 動詞> 動詞の連用形につけて用いる。〜しなさい。(例)来(き)ない =来なさい。五段活用の動詞の場合は、未然形に付く否定の「ない」と、区別が つき、一段活用、サ変の場合もだいたいイントネーションが違うので区別が付く. 。なお「見ない」は、「みい」と共通語の否定形のように 発音すれば、命令形。「ない」が否定形になる。。標準語の「なさい」の場合、親や教師が子供や生徒 に使うように、やや高圧的だが、「ない」の方はもっと広く使われ、ソフトな感 じである。、なお、例にあげた「来る」の否定形は、「きない」ではなく、「こ ない」である。Order form of verbs. for example, minai(Look!) from miru(look at)

  がら み nagarami   <名詞> 正しくはだんべいきさご(団平喜佐古)といい、房総半島と伊豆以西の砂浜に生息する、軟体動物門腹足綱ニシキウズガイ科に属する巻き貝。貝は直 径3cmくらいの平た い渦巻き状で、琥珀色半透明の薄いふたの下に実があり、軽く塩ゆでしたものが 、酒のつまみなどに利用されている。相良・御前崎の「旅館食」には必ず出る。a kind of snail. A little boiled and eaten with sake.
 
 な nabura<名 詞> 魚、とくにカツオの群のこと。鰹船で見張りが魚群を発見すると大 きな声で「なぶらあ」と叫んだという。1997年4月5日、御前崎町に第3セ クターの御前崎海鮮なぶら市場が港の東側に開業。魚介類を中心にしたメニュー のレストランと、大きな海産物売場から成り、村おこしに期待されている。一軒 一軒の小さな店では何もできないが、群になれば大きな店に蒔けないくらい強く なれるという意味から名付けられたという。火曜定休。午前8時半から午後5時 まで。問い合わせ先 0548-63-6789a school of fish, espscially of tuna. When the fishfinder finds a school. he shout "naburah". In 196, Omaezaki kaisen Nabura Shijoh(Omaezaki Village Nabura Seefood Market)was opened. You must visit it when you visit Omaezaki Village.

 まじ (生じらす) namajirasu <名詞> カタクチイワシの稚魚。これをゆでて水切りしたものを「釜上( かまあ)げしらす」、さらにそれを天日で乾燥させたものを「しらす干し」また は「ちりめんじゃこ」という。生じらすは非常に腐りやすいため、都会へ出荷さ れることはほとんどないが、村印良品と言うより、村印絶品と言ってもいいほど うまい。冷蔵庫で冷やして、酢味噌またはショウガ醤油をつけて食べる。しらす 漁は春分から11月まで行われるが、生じらすが食べられるのは、初夏から夏の 間である。a very small row sardine. We eat with soy sause and ginger. It is easy to decay, so it cannot be get in the cities. One of best the food in our village.

  mamasu <名詞> 刺身のこと。見栄えよく調理された物は「お造り」とい う。「羹( あつもの)に懲(こ)りて膾(なます)を吹く」ということわざがあるが、これ は羹(熱いマトンのスープ)で懲りた人が、膾(冷たい獣肉・魚肉を細く切った 料理、冷肉料理)を吹いて食べるという意味で、この村語も古語に由来すると思 われる。東京あたりでナマスと呼ばれる、、大根・人参を千切りにして二杯酢に 浸した料理は、「だいこなます」という。sashimi, sliced row fish.

 ならいぜ naraikaze(ならい風) <名詞> 鬼門つまり東北の方から吹いてくる風。嵐の 前兆と されている。wind from north-east.It often be followed by a storm.

 な りき百鬼) nariki<形容動詞> がさつな、ぞんざいな、やくざなact rough and badly. Nariki means 100 devils.

   ni <終助詞> 特に相手に聞いてもらいたいときに、「よ」や「ね」と同じような 意味でつける。さらに強調するときは、「に」 のように伸ばして語尾を上げて発音する。<例>そんな薄着じゃ風邪引くに (そんな薄着をしていると風邪を引いてしまいますよ)A particle to finish in raising voice.

 くとい nukutoi<形容詞> 暖かい (食物・飲み物などが)熱い、冷めてい ない。<例>やきいもんぬくというちにおあがんない(焼き芋が冷めないうちにお上がりください) warm(weather), have not got cool(food or drink)

  negusa <名詞> なまけもの。横着者。もともと「根腐る」という動詞であったが 、現在は横着者のことをねぐさ、ねぐたなどという。横着をして寝ているうちに 腐ってしまったという表現がおもしろい。腐るは村語で「くたる」ともいう。an idle man. a man who is decayed while he is sleeping.

 ねたばける  netabakeru <下一段活用動詞> ねぼける。ねとぼける。<例>「歌手にな りたいなんてねたばけたことばかり言ってるじゃないよ」

  nechi<名 詞> 齒莖ナリ。齒齦ナリ。齒ノ根ッコガ植ハッテヰル地ノ意ナラムカ。gum of teeth

 ね nebutsu<名詞> おでき、皮膚病。幼児語で「ねんぶう」とい う。根太の転化。また は寝物からか。skin disease.

 ね nengu (年貢) <名詞> 地代、年単位で納めることからの名称。もちろ ん、これは江戸時代に農民が領 主に差し出した税金の意味である。a house rent or a land rent. pays annually in cillages.

 のんばる nonbameru (ラ行五段活用動詞> 食 物がのどにつかえてむせること。choke on

     ハ

 はいこ 榛高 haikoh <固有名詞> 榛原高校。戦前 は榛原中学といい、郡内ではただ一つの中学校だった。地区内 では最もレベルの高い高校とされ、志願者が多いので、当分廃校になる心配はな さそうだ。榛原町静波3丁目にある。Haibara High School in short.

 はいなん Hainan榛南 <固有名詞> 榛原郡8町の内、南 側半分の4町、吉田・榛原・相良・御前崎 を合わせた区域。榛原郡は南は静岡県最南端の御前崎から、北は長野県南信濃村 との県境の、本川根町の光嶽(てかりだけ)の付近まで、南北に100kmほどあり 、北と南では産業・風俗・文化などが違っている。古代から大井川が駿河と遠江 (とおとうみ)の境になっていたが、明治に入ってから、大井川の左岸になった 現在の大井川町の区域が榛原郡から志太郡に移管され、1961年に郡内の初倉村が 対岸の島田市に編入し、現在の郡域になり、その後榛南の語がよく使われるよう になった。THe southern parts of Haibara county. There are four villages, Yoshida, Haibara, Sagaraand Omaezaki.

 いぼ haibo <名詞> 竈の灰。

 ばかっちょい bakacchoi<名詞> 愚か者。ばかもの。「ばかっ つら」とも言う a fool.

 パサール・カード  <事物> pasahru kahdo パサールpasarとはスペイン語で通過する、通るという意味の動詞の不定形( 英語のpass)なので、直訳すると「通行手形」である。静岡県中部にバス路線を 持つ静岡鉄道のプリペイドカード。しずてつジャストラインのバスには、「三菱ふりょう自動車」の製品が混じっているので、よく確かめて乗りましょう。pre-paid ard of the bus in the centraol area of Shizuoka Prefecture.

 はざせ hazase <名詞> 刈り取った稲穂を天日で乾燥させるための、木や竹で作った装置。越後では{はさ}{稲架)と言うが、「はざせ」は「はざす」(はあ裂さ せる)から来ているものと思われる。

 って hadatte <副 詞> わざと、故意に。on purpose

   hatami  御前崎から小笠郡までの遠州灘の砂浜に生息する斧足類。時に大量発生する ことがある。アサリによく似ているが、独特の臭みがあり、あまり喜ばれない。a kind of shellfish. Edible but not so good.

 こ hachiko <名詞> はちく(淡竹)のたけのこ。孟宗竹の荀より一ヶ月ほど後に出回 り、細めで舌触りがなめらか。ただしこの語は須々木・鬼女新田・萩間などの人たちが使う“やまがっさあ言葉”で相良の中心部の人は「はちく」という。

  か  ba kka <副 助詞> {ばかり」の転訛。〜だけ。<例>「こら、ファミコンばっか やってるんじゃないよ」 {ばっか、これプレイステーションだーい」 山梨・ 長野から愛知県方面までかなり広い範囲で使われている村語である。only

  っくりばばあ hakkuribabah<名詞> シュンランの 仲間の植物のこと。歯の抜けたおばあさんの顏によく 似た花を咲かせることから。a kind of orchids, Cypripedium japonicum. it is named because it looks like a toothless old woman.

  hato 中にこしあんが入った、木の葉 形または餃子形の餅。正月・節句・冠婚葬祭など、餅つきの時に一緒に作って子供に振る舞った。しかし現在では老人の苞がこれを楽しみにしている。 a rice cake, some sweet bean paste within.

  habu<名詞> あの沖縄県の恐るべき毒蛇が、気候のよい静岡県に帰化したわけ で はない。仲間外れ。のけ者。みそっかす。村八分の「はちぶ」がなまったものと おもわれるが、名古屋弁では同じことを{はば」といい、その相手と「幅をおく 」意味だとされており、そちらから来た言葉かもしれない。out of the group

 はりつharitsukeru (張り付ける) <下一段活用動詞> 自動車 が激しく衝突する。(体を)激しく打ち付ける。crash the car.

 はんがく (板額) hangaku 男勝りの勝ち気な女の子。がさつ者で不器量な娘。越後の国の城資國(じょうすけくに)の娘に板額(はんがく)なる者がいて、1190年に甥の資盛 が源頼家と戦ったとき、陣頭に立ち、捕虜になっても屈しなかったため、板額は本名ではなく、板のようにおでこが堅かったという意味であろう。上州の嬶天下 は有名ですが、山の彼方にはもっと上手がいたんですねえ。

  hih <数詞> 一つ・1個。以前は子供たちも「ひい・ふう・みい・よお」な どを 例えば「塩煎餅みいおくれ」(3枚ください)のように使っていたが、今は聞か れなくなった。one

 ひかくひょうげん  比較表現 村語の形容詞にはなんと比較級と最上級がある。
  <比較級の作り方>  1音節目と2音節目の間に、「ん」か「っ」を入れる。2音節目がカ行・ サ行・タ行の場合のみ「っ」が入り(例 あかい→あっかい、こすい→こっすい 、ふとい→ふっとい)、そのほかの場合は、「ン」を入れる(例 さぶい→さん ぶい、まずい→まんずい)。
  <最上級の作り方>  まず比較級を作り、その1音節目を長音化する。(例、まずい→まんずい→ まーんずい、あかい→あっかい→あーっかい、すずしい→すんずしい→すーんず しい)  

 ぴかど ん <名詞> 原子力発電所のこと。相良・御前崎の西に接する浜岡町に中部電力 浜岡ピカドンがある。2001年以来全国ニュースにも出る事故の連続で、またその対応が非常に悪い。中電怪々粗にして漏らしっぱなしといった塩梅である。 新潟県巻町では、住民投票で「原発ノー 」になり、また原発のある佐倉地区では反対運動が盛り上がっているが、砂丘地 で県内では最も貧しい村の一つだった浜岡が、地方交付税交付金を受けないで町 政をまかない、大型店が進出してくるのもこのおかげで、ピカドンへの依存体質 が強い。a nuclear power plant. Pikadon is a onomatopoeia of an atomic bomb.

  hiko <名詞> 曾孫、ひまご。a child of grandchild

 こじいさん、ひこばあ さん。hikojihsan, or hikobahsan <名詞> ひいおじいさん、ひいおばあさん。曾祖父、 曾祖母。a great-grandfather, or a great-grandmother
 
 るしhizurushih  <形容詞> まぶしい 「ひんずらしい」とよくいう。dazzling

  ひっ   hi <接頭語> 強調するために動詞の先頭につける。ひっぽかす(放っておく 。限界の「ほかす=放す、すてる=は関西弁でよく使うが、相良ではあまり使わない)、ひっちらかす、ひっぺがす(はがす)など。な行、ま行などの鼻子音で 始ま る動詞の前では「ひん」になり、「ひんむしる」、「ひんぬく」などとなる。「 引き」が訛ったものとされているが、現在では単なる強調の意味しかない。

  っちらんかお  hi cchiran kao <名 詞・サ変動詞> 知らんぷり、知らぬ顔。<例>あのあんまあ、うらが あいさつしてもひっちらんかおしてるに。(あの女は、私が挨拶しても知らんぷ りしていますよ) ignore

 つっこい <形容詞> hitsukkoi 執拗な。執念深い共通語の「しつこい」 のなまり。persistent

 る hinaru <ラ行五段活用動詞> 泣き叫ぶ。泣きわめく。cry, yell

 ひゃくしょうぐるま(百姓車)hyakushoh-guruma  <名詞> 軽トラックのこと。農民が肥料や機材などを積んで畑に通勤するときに使うか らそういう。A little white truck. It means a farmer's car.

 ふーきんだけ fuhkindake 火吹き竹。

 き buki <形容動詞> @不器量の略。器量が良くない。ぶす。A不器用の略。「ぶきっちょ」とも言う。1. ugly. plain-looking 2. clumsy. also say bukiccho.

 しょっい bushottai不精ったい <形容詞> 不潔で野暮った い。not act or dressed smartly, dirty

 ふっ fusse<名 詞> こぼれ種が発芽したもの。紫蘇, ひなげしなどによくみられる。a seedling rising up from dropped seed.

 と  <名詞> buto ブユ、双翅類の昆虫で、草むらなどにいて人を刺す。かゆみが強く、時々ゴ ルフ場などに出没して問題になっている。ぶよともいう。a gnat

 へたる hetaru <ラ行五段> 弱る。(仕事や歩行などが)続けられなくなる。be exhausted

 ぺったん pettan <名詞>めんこ(遊具の一)

 ほいじゃあね hoijahne <感動詞> さようなら。「それではね」の訛り。good-bye

 ぼっ bot <接頭語> ひっ、 ぶっ 抔と同じく、動詞を 強める働きがある。

 ぼっかける bokkakeru <下一段> 追いかける。 <例>ぼっかけて、ぼっかけて、ぼっかけて〜え行き過ぎ。

 ぼっくる bottakuru <ラ行五段> 金品をだまし取る。法外な金額を脅し取る。恐喝する。<例>あの証券会社の野郎ぼったくりだから、気をつけないや. 

    マ行    先頭へ戻る

   mai <助動詞> 「〜しよう」の意味。<例>たべまい(たべましょう) 。 名古屋の「みゃあ」と同じ系統の言葉と思われるが、五段活用動詞で、「み ゃあ」がオ段について「やろみゃあ」と言うのに対し、遠州ではア段に付き、「 やらまい」という。a particle to mmake "Let's" sentence. It is used by old women.

 まく maku 巻く <カ行五段活用動詞> 歯に金属などをかぶせること。本来は虫歯の治療とし て行われるが、30年くらい前まで、御前崎が遠洋漁業でにぎわい、村の人たち の暮らしが豊かだった頃、「伊達金歯」と称するファッションのために「巻く」 のが流行したことがあった。Covers a front tooth with gold. It was a most modern fashion in villages.

 ごじいさん、まご ばあさん magojiisan, magobaasan <名詞> 祖父、祖母。普通は「おじい さん」、 「おばあさん」でいいのだが、「ひこじいさん、ひこばあさん」と区別するため に使うことがある。grandfather, grandmother. 

  るけ   丸ける  ma ruke ru <下一段活用動詞>まるめる。紙を巻いて巻紙状にする。また、紙を丸く小 さい塊にする。<例>いらん新聞がみはまるけて捨てない(いらない新聞紙は丸 めて捨てなさい)roll

 まい <形容詞> manzui非常にまずい。ものを上げたりするとき に謙遜してよく使う。本来はまずいの 比較級。東京の人が帰りに西瓜をおみやげにもらい、「相良の西山寺(さいさん じ)沢木と言うところの”満瑞”という銘柄の西瓜はとても旨いね」と言った。having bad taste.

がまし migamashii <形容詞> まめな。勤勉な。diligent, work very hard

 みちや 道役 michiyaku<名詞> 村じゅう総出で 行われるどぶさらいのこと。年に一度、新茶の摘み取りが一段 落付いた5月末か6月始めに行われることが多い。どぶをさらって流れをよくす るのはもちろんだが、むらの人たちの井戸端会議ならぬどぶ端会議?親睦の場に もなっている。ただし実際には、どぶの中身を路上にあけたものを、役場のトラ ックが始末することになっているが、非衛生的で、専門の業者にやらせた方がい いのではないか。an annual evernt to clean streets and sewers.

 みるい mirui<形容詞> 未熟な。果物・野菜・穀物などに用いるが、子供が同年齢 の子に 比べて、特に精神的に遅れているときにも使う。子供っぽい。unripe fruit or vegetable. Not grown up mentally, childish.

 らご murago(村語) <名詞> これは本当の方言ではなく、小生が勝手に作っ た言葉。 「方言」というと、田舎っぽく野暮ったく、また下品でダサいイメージがあるの で、国が管理・統制している「国語」、いわゆる共通語に対し、太陽と自然がい っぱいの地方で、のびのびと暮らしている人たちの、自由に気ままに使っている 、人情味のある、表現力豊かで暖かい感じの言葉を「村語」と呼ぶことにした。village word. Local words or accent.

 むらじるしりょうひん murajirushi ryoh-hin (村印良品) <名詞> 相良・御前崎地域で生産または漁獲され、傷みや すいかあるいは市場性がないために、地域の外へはほとんど出荷されないが、捨 てがたい魅力を持っているもの。生じらす。まぐろやかつおのハラモやカマ、生 ガキ、子メロン、エシャレット,ながらみ、はばのり、あらめ、かじめなど。Good things of each village.

  めそっ こ  mesokko <名詞> ウナギの幼魚 a fry of eel.

 めめず  memezu(蚯蚓・地竜) <名詞> みみず。「眼見えず」から転化した語とされてい るので、「めめず」のほうが本来の言葉ではないか。an earthworm. Memezu originally means blind worm.

 めん menza <名詞> めだか。「めんざあ」ともいう。a medaka. a killifish.

 めんじー menjih <名詞> めじろ。@鳥の名。A池袋ー高田馬場間にある山手線の駅。<例>「おれ、学習院に通って凧炉、毎日めんじーで、降りたっけ兌よ」

 もそぐったい mosoguttai <形容詞> くすぐったい。{こそばゆい」とも言う。

 もそぐる mosoguru <ラ行五段活用動詞> くすぐる。

 ものみ  monomi <名詞> 占い・まじないなどを業とする人。中国の古典「易経」は四書五 経の筆頭に数えられ、漢学を研究する人たちには必読の書だが、「ものみ」は資 格がなくても始めることができ、被差別部落の出身者が多く、世捨て人のような 身なりで、いい加減なことを言って人民を誑かし、不安や恐怖に陥れることから、賤業 の一つとされる。a street fortune teller. Most of them are from untouchable grade and they have their office in and around Sagara,

    moya <名詞> 枯れ枝等を集めた薪。「燃やす」の短縮形からか?  <例>じじいはやまへもやあとりに、ばん ばあはかわへせんだくにいったっちょう。(おじいさんは山へ柴刈りに、おばあ さんは川に洗濯に行ったそうだ) firewood

   ヤ行

 くたいもい yakuaimonai 役に立たない。やくざな。useless

  ya <形容詞> yagoi もろい。こわれやすい。easy to break

 やっ yakkiri <サ変動詞> 腹が立つ。非常に不愉快に思う。 angry

 っと yatto<副 詞> 長い間、長期間。名古屋弁に「やっとかめ」というのがあるが、そ れと関係あるのかもしれない。<例> やっとあわんっけのう(長い間逢いませ んでしたね)。for a long time.

 やぶ せったい yabusettai<形容 詞> やぶせぼったいともいう。うっとうしい。さわやかでない。(衣 服などが)野暮ったいnot confortable

 やまがっさあ  yamagassah <名詞> 山の方に住んでいる人たち。山家っったものと思われる。 ただし相良では山と言っても、標高百bくらいの小高い丘であるが。peopke who live on the hill.

 ゆでん yuden 相良町(旧菅山村)菅ヶ谷新田にあったに本籍遊佐殻精油所。明治初期に発見 され、第2次世界大戦直後まで発掘されていた。最盛期でも一日に2キロリット ル程度で、今から考えると大した量ではないが、ランプをともすための、文字通 り灯油として使われ、他の物に苦レベルとかなり割高だったので、いい商売にな ったようだ。現在「油田の里公園
」として町民の憩いの場になっている。

  るせ い yurusei <形容詞> 気楽な、のんびりした。普通は否定形の「ゆるせかない」とい う形で使うことの方が多く、ゆっくりできない。安心できないと言う意味に使う 。<例>朝から余分な電話ばっかりかかってきてゆるせかないよ」(朝から用の ない電話ばかりかかってくるので、のんびりできません)taking easy, confortable

 ゆんべ yunbe (夕 べ) <名詞・副詞> 夕べ、昨夜、昨晩。この言い方は日本のかなり広 い範囲で用いられている。last night

 つ <名詞>yotsu いわゆる被差別部落の人たち のこと。穢多(えた)、
ッタなどという地方もある。相良にも以前中心街のはずれに被差別部落があっ たが、戦後道路の拡張や都市計画などで移転した人も多い。かつては畜類のとさつ、葬儀屋、便所のくみ取りなどの職業 が多かったが、現在表面上はいろいろな職業に 就き、差別はなくなった。しかし陰では「あの人はシンヘーミンでねえ」とか「 ○○(ここに元の被差別地域の小字名が入る)の衆」などということもある。People of untouchable grades. Once they lived in isolated communes.  

   ラ行

 らくしょう 楽性 <名詞・形容動詞>物事にこだわらない性質。楽天的、無頓着、無関心、ノーテンキ。軽 蔑的な意味だけではなく、取り越し苦労をせずストレスがたまらないので、羨望 の目で言うこともある。optimistic personality, optimism

  らっ い  rak ka i <形容詞> 荒っぽい、乱暴な。
 
 らんごく rangoku<形 容動詞> 漢字で「乱極」と書く。取り散らかしてだらしない様。。be in disorder

 らんとう(蘭塔)rantoh 霊園、墓地。寺院に付属していない墓場のこと。卵塔場の略。

  りょ うる  ryo hru <ラ行五段活用動 詞> 調理する、料理する。魚の鱗や内臓を除去して、そ のまま焼いたり煮たり出来るように下ごしらえする。cook. remove internal organs from fish, and prepare to cook.

 レールカー rail car <名詞> 軽便鐵道の気動車。

  れることば (れる言葉) 最近若 者たちが使う「食べれる」、「みれる」などのら抜き言葉が日本語を乱 すとして問題になっているが、この地方では五段活用で、可能形を持っている 「読める」、「書ける」などを「読めれる」、「かけれる」という。勿論可能の 時だけで、受け身や尊敬の時は「書かれる」、「読まれる」という。
Rairikotoba In Japanese common language, the possible form of five vowels conjugative verb is maked such as kakeru 'be able to write) from kaku (write), or asoberu (can play) from asobu(play). But in our villages we insert "re" in them and say such as "kakereru" or "asobereru".

  れん ren <助動詞> 〜できない。五段動詞ではエ段に(例、書けれん)、一段動詞では語幹に(例、起きれん)、「れん」をつける。<例>学校給食なんて ばっちくてくえれんに(がっこうきゅうしょくなんかふけつでたべられませんよ(。あっっ、O-157なんてもうだいぶ昔の話になりましたねえ。

   わ、

 ごんど wagondo <名詞>河口の、浅くて草木の根な どがあるために水の流れが蛇行しているところ。魚礁のようになっていてつりの穴場だったが、戦後の河川改修により、現在は完全に死語になっている。

 らんじ <名 詞> waranjo わらじ。藁のじょじょ(草履)。<例>渡る雁東の空に、うらのわらんじょ西ぃ向く。せっかく静岡県の唄を作ってくれるなら、村語で書いてくださいね。大阪 弁の唄やったら仰山あるんやでぇ。waraji. a Japanese slipper made of rice straw.

 ん n <助詞> 「が」の意味の時と、「の」の意味の時がある。<例> 「おまえ んやったずら」(てめえがやりやがったんだな)。「めんざのがっこうは、かわ んなか、ちょっくらのぞいてみてごろう。みなしておゆうぎやってるに」(めだ かの学校は、川の中、ちょっとのぞいて見てごらん、みんなでおゆうぎしている よ)。"n" is used instead of a particle "ga" or "no". For example, "oranchi" is "ora0no-uti"(my house), "bokun-yaru" is "boku ga yaru(I'll do).

  ナ行からワ行、ンまでは、village.htmlにあります。

静岡県鍼灸師会