SI単位基礎講座





<SI単位って、なに?>

トルク(kgf・m)や圧力(kgf/cm^2)を表すために一般的に使用してきた単位は、メートル単位系 の中の「重力単位系」といわれるもので、長さ、重さ(力)、 時間が基本となっており、主に工学や工業界で使用されてきた。
しかし最近では、宇宙開発など重力の異なる分野への進出により、従来の重力単位系では適切 とはいえなくなってきた。
そこでこれまで物理で使用されてきた「絶対単位系」という、長さ、 質量、時間を基本とした国際単位系のSI単位による表示法が工学や工業界にも用いられるよう になってきた。

SI単位は、1960年の第11回国際度量衝総会で採択された。その後、アメリカやヨーロッパ諸国で 法規制や国家規格への採用など国情に応じてSI化が進んでいる。
日本でもJISなどでSI化が推進されており、中でも日本自動車工業会は 1992年4月にSI単位への移行を開始した。





<主なSI単位の早見表>

項目 SI単位 従来単位 換算
長さ m m -
μm μ 1μm=1μ
面積 m^2 -
体積 m^3 -
cm^3 -
質量 kg -
kg t -
温度 K 日本では℃を使用 -
deg(温度差) 1deg=1℃
角度 rad(ラジアン) -
°(度) -
’(分) -
”(秒) -
角速度 rad/s -
速さ m/s -
m/h -
加速度 m/s^2 -
重力加速度 m/s^2 G 1G=9.80665m/s^2
周波数 Hz c/s (サイクル) 1c/s=1Hz
圧力 Pa(パスカル) atm(工学気圧) 1atm=1.01325*10^5Pa
Pa Torr 1Torr=133.322Pa
Pa kgf/m^2
(重量キログラム毎平方メートル)
1kgf/m^2=9.80665Pa
Pa mH2O
(水柱メートル)
1mH2O=9.80665*10^3Pa
Pa mAq
(水柱メートル)
1mAq=9.80665*10^3Pa
Pa mHg
(水銀柱メートル)
1mHg=133.322*10^3Pa
力の大きさ N(ニュートン) kgf 1kgf=9.80665N
N dyn 1dyn=1*10^5N
応力 Pa kgf/m^2 1kgf/m^2=9.80665Pa
N/m^2 kgf/m^2 1kgf/m^2=9.80665N/m^2
仕事 J(ジュール) kgf・m 1kgf・m=9.8J
J erg(エルグ) 1erg=1*10^-7J
熱量 J cal 1cal=4.18605J
J kgf・m 1kgf・m=9.8J
音圧レベル dB ホン 1ホン=1dB
トルク N・m kgf/m 1kgf/m=9.80665N・m
出力 W PS 1PS=735.5W
回転数 S^-1 r.p.m -
粘度 Pa・s P 1P=0.1N・s/m^2=0.1Pa・s