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(01/12/26) 

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CASE & 電源は,重要なパーツ!

ケース選びのポイント | 付属電源 | ケースの配置形状 | 拡張性 | デザイン |

 

 

 

【CASE & 電源 は重要なパーツ!】

ケース=筐体= CASE 。
ケースは,いわゆる PC (Machine) の動作スペックに関係はないと思われがちだが,それは,過去の話です。現在の PC 事情を考えると,実は,ケース(電源を含む)こそが,大変重要なキーを握っていると考えていただいて良いです。是非,Machine スペックに ”影響する” パーツと思っていただきたいです。(^^;)
たとえば,ちゃんと組み上がったはずなのに, 「PC が起動しない。」「すぐフリーズする。」「リセットを何回も押さなくちゃいけない。」
また,これ以外にも,デバイスを追加したら,「挙動不安定になった」とか,「コールドスタート問題が発生した」などもあります。
これらの問題を,直ぐさま「デバイス間の相性」などと 勘違いする人も多いです。実は,CASE 内温度が高くなったとか,電源不足になったとか,電源が不安定な場合があることに気がついていない場合があります。強くいってしまえば,CASE や電源で,こういったことが起きることを理解していないということです。

【ケース選びのポイント】

通常の考えでは,@デザイン A置き場にあった大きさ B拡張性 などでしょう。
しかし,こんな考え方に変えてみてください。 @付属電源 Aケース内の配置 B必要な拡張性 C大きさやデザイン
理由は,前述 【CASE & 電源は重要なパーツ!】 の通りです。
置き場が狭くて,大きなケースを買えないとしたら,せめて電源は信頼の置ける安定したメーカー製が付いているか? そして,ケース内の配置は,熱を持つものが極端にかぶさったりした状態になったりする配置でないか? がポイントです。発熱の大きいパーツは,CPU や Video カードです。小さなケースの多くは,案外電源が CPU 部分にかぶさって,作業はしづらいし,熱がこもったりします。メーカー製の PC のようにコンパクトなものは,実験や経験からこれらの対策をしています。どうしてもコンパクトな PC にしたければ,拡張性は犠牲にして,有名なメーカーのベアボーンなども購入対象として考えるのも良いです。

  1. 付属電源

    電源は,ケースに付属している ”おまけ”的要素が一般的だと思われがち。しかし,不適切な電源は,Machine の不安定要素に直接つながるので,必ずチェックしておきたい。

    【電源の働き・規格】
    現在の電源は,ATX 2.03 と呼ばれる規格に基づいた電源。家庭用の交流電源をパソコンで使用する 12V/5V/3.3V などの直流電源に変換して供給しているが,これらの最低供給容量が定められている。12V/5V/3.3V は,電源コードの色により区別している。
    一般に,250W〜300W程度の電源が多いが,これは全体の容量を表している。電圧 (12V/5V/3.3V)ごと,それぞれ最大供給量が定められており,その合計で電源の総容量(”300W”など)を決めている。
    必要とする電圧の消費電力はデバイス毎に異なる為,どんなデバイスを幾つ必要とするのかを考慮して必要な電源容量によって電源を選ぶことになる。現在のデバイスは,CPUやVideoカードの高クロック化・高性能化により,12V / 5V 系列を多く消費するものが多い。しかし,消費電力を計算などというのは難しいので,目安としては,"最低 250W以上"の"良質電源"という2つのキーワードで考えればよいと思う。

    ★最低250W?容量は?
    ただ,今後もCPUのクロック周波数が伸び,周辺の性能も上がるのは間違いなく,それに従って消費電力は大きくなる一方だろうから,容量の大きな電源ほど将来性があるということにはなる。安価なケースに付属している250Wや300W電源では,高クロックの CPU や高性能 Video カードに対応できないこともある。
    また,流通している電源の多くは, 110V 仕様であることが多い。 これは海外での製造・供給のため仕様である。日本の家庭用電源( 100V ) の環境では若干電圧降下が起きる事も念頭に置いておいた方がよい。純国産電源は,もともと 100V からの生成を考えたものが多いのでノイズ等も少なくなり,安定して電源供給できる可能性が高い。

    ★良質な電源?
    一般的に良質電源と呼ばれるものは,各CPUベンダーなどに”推奨”されたものであるほかに,ノイズ/出力抵抗/効率などの要素がある。価格に左右されるので安い電源は容量の割に動作レベルがシビアになる。
    @ノイズ
    一般的にPC で用いられるスイッチング電源(スイッチング電源は,その名のとおり,直流をスイッチング(オン/オフ)して異なる電圧に変換するDC-DCコンバータの一種)は,ノイズ発生器のようなもので,ノイズを皆無にするのは非常に難しい。優良メーカー製の電源は,いかにノイズを抑えるかをポイントとしている。しかし,ノイズを抑えるためにはスナバ回路(ノイズをパスするCR回路)などを随所に入れていくことになり,その手間と部品が価格に跳ね返るってくる。また,ローパスフィルタの性能を上げれば出力側のノイズは相対的に低くなる。しかし,そのためには大容量のコンデンサや性能のいいコイルを使い,カットオフ周波数を十分に下げなければならない。もちろん,AC100V を整流する回路にも,ある程度の大容量コンデンサを入れないと,出力ノイズが出てしまう。こういったノイズ対策部品をしっかり使っている事が条件になる。
    A出力抵抗
    出力抵抗も重要な要素だ。電源は負荷をかけても出力電圧が変動しない(=出力抵抗0Ω)のが理想。フィードバックをうまく使って最大容量の範囲内で出力抵抗を 0Ω(あるいは0Ω以下)にすることが出来るらしいのだが,こうした設計は,そのままメーカーの経験と研究によるはずだ。
    B効率
    入力するAC電源側の消費電力と,機器が消費する電力が近いほど,効率が高く省エネといえる。スイッチング電源の効率を上げるには,良い部品を使うのはもちろんだが,例えばスイッチング回路の出力抵抗を下げるための回路上の工夫や,適切な個所に順方向降下電圧の低いダイオードを使うなどの手段がある。

    以上の事は,電源の規格書に載っているわけでもないので,難しい問題だが,一般的には,有名メーカーのそれなりに高い電源には,こういったことに対する工夫が施されていることは,念頭に置いておきたい。

  2. ケース内の配置・形状
    電源の位置は,作業にじゃまにならないか?
    ケースを開ける方式は容易か?
    サイズの大きめのカードを予定している場合,ドライブ類との干渉はなく確保できるか?
    などが考えられます。
  3. 拡張性
    必要なドライブベイの数は確保されているか?
    サイズについては,いかを参考に。
    TypeSize対応マザーボード備  考
    ATXフルタワー型フルサイズ ATX 全高50cm超。内部も広く,空調に優れる。
    ドライブも 5"が5台以上。3.5" 10台程度内蔵でき,付属電源も大容量のものが多い。
    ミドルタワー型ATX
     (形状によりフルサイズ)
    全高40〜50cm程度。種類や数が最も豊富でデザインも様々なタイプがある
    内蔵可能な5"ドライブは3〜4台程度で,付属電源は300W程度のものが多い。拡張性もそこそこあり,一般的なタイプ。
    ミニタワー型ATX マザー全高30〜40cm程度。ミドルタワーに比べやや高さが低い。奥行きや形状にもよるが,電源などがMBにかぶさるような形だと作業がしづらい。
    デスクトップ型ATXマザー横向きに設置するタイプ。かつてのメーカー製にも多い形状。
    MicroATXミニタワー型Micro ATXマザー専用全高20〜30cm。マイクロATX専用のケースでATXマザーは入らない。
    内蔵可能な5"ドライブは2〜3台程度。
    NLX ATXスリム型NLX ATXマザー専用NLX 専用のケース。最近のメーカー製に多い省スペースタイプ。
    ベアボーンに多い形状でマザーボードとの同時購入が一般的。

     

  4. デザイン
    デザインと機能は相反するような気もするが,結局機能的で良くできたケースは,デザイン的にも飽きの来ないものが多い。
    部屋のイメージや,設置場所のイメージを壊さないものを選択しよう。

 

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