EnjoyDOS/V パーツ解説 ビデオカード編
(01/08/18) ('02.06.15一部追加)
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| AGP規格。 AGP規格は,'96年にIntel主導で規格化された比較的新しいグラフィック専用インターフェース規格。それ以前は,PCIバスに挿すものが多かったが,転送レートの不足(ボトルネック)により,PCIバスを拡張してより高速にデータ転送が出来るように改良。 ビデオ専用バスなので,マザーボードに1ポートだけ搭載されている。グラフィック統合型のチップセットでも,i815,i815Eのように別途AGPバスが用意されているものと,i810のように用意されていないものがある。 AGP自体が高速化したバスだが,その後,2×,4×と言ったモードを付加し,さらに高速な転送レートを可能にしている。1×は,32ビット/66MHzで動作し,2×は32ビット/133MHz。4×は,32ビット/266MHzで動作。従って,転送レートも高速になり,1×で 266MB/sec。2×で 533MB/sec。4×で 1GB/secです。この転送レートを取って,初期の266MB/secから,2×(2倍速),4×(4倍速)という形で表示するようになった。(計算式 32bit×動作クロック÷8) ※ 8bitで 1byteであるため 8で除す 最新のビデオカードは,ほとんど4×モードをサポートしています。 AGP Pro。 AGP の拡張版。'99年に規格化された。グラフィックの性能が上がるに従って,AGPバスでの電源供給が不足してきたため,バススロットを延長し,12V/3.3Vの電源を別途供給出来るかたちにした。現状は,CG作成などのプロフェッショナルカードしか採用していない。一般用途のビデオカードは,AGP Proに対応していないマザーボードが多いことから,別途これらの電源を取る仕組みを付加して,Proに移行していないものもある。 PCI規格。 通常のPCI規格のスロットに差し込むタイプで,現在では種類が少ない。i810 チップセットなどのAGPバスを持たないマザーボードに利用したり,AGPカードと組み合わせて,マルチディスプレイ化する用途などに使われている。転送レートは,133MB/sec。 |
| ビデオチップ | AGP | コア クロック |
メモリ (※ 規格上) |
特徴など | |||
| クロック | メモリ種別 | ビット幅 | バンド幅 | ||||
| GeForce4 Ti4600 (nVIDIA) |
4x | 300MHz | 660MHz | DDR | 128bit | 10.4GB/s | NV25 の開発コードネーム。GeForce4 TiシリーズはGeForce3 Ti 500の後継となる製品。GeForce3では1つだったプログラマブルバーテックスシェーダーが2つ搭載され,アンチエイリアシング時のパフォーマンスなどが強化されている。更に,メモリアクセスを高速化したLightspeed メモリアーキテクチャII ,Accuview Shifted アンチエイリアシングを搭載。また,新たに nView と呼ばれるマルチディスプレイ機能の強化が図られている。しかしながら,nVIDIAにしては,矢継ぎ早のリリースで,RADEON シリーズに触発されてのGF3 Ti のマイナーチェンジ版の感は否めない。 |
| GeForce4 Ti4400 (nVIDIA) |
4x | 275MHz | 550MHz | DDR | 128bit | 8.8GB/s | 同上 |
| GeForce4 MX 460 (nVIDIA) |
4x | 300MHz | 550MHz | DDR | 128bit | 8.8GB/sec | コードネーム NV17
。その名の通りGeforce2 MX の後継だ。GF4の
コストパフォーマンスモデルといっても侮れないパフォーマンス。GF4MX
は,GF2 MX の 2倍以上の能力を持ち,Geforce3
を驚愕しそうなスペック。 新機能として,Lightspeed Memory Architecture II や,Accuview Anti Aaliasing,nView を備える。 |
| GeForce4 MX 440 (nVIDIA) |
4x | 270MHz | 400MHz | DDR | 128bit | 6.4GB/sec | コードネーム NV17 。 |
| GeForce4 MX 420 (nVIDIA) |
4x | 250MHz | 166MHz | SDR | 64bit | 2.7GB/sec | コードネーム NV17 。 |
| GeForce3 Ti500 (nVIDIA) |
4x | 240MHz | 500MHz | DDR | 128bit | 8.0GB/sec | GF3に,陰影処理をハードウェアで行なえる“shadow buffer”と3Dオブジェクトにさまざまな視覚効果を施すことができる“3Dテクスチャー”機能を追加。 製造プロセス=Enhanced 0.15μ |
| GeForce3 Ti200 (nVIDIA) |
4x | 175MHz | 400MHz | DDR | 128bit | 6.4GB/sec | 製造プロセス=0.15μ |
| GeForce2 Ti (nVIDIA) |
4x | 250MHz | 400MHz | DDR | 128bit | 6.4GB/sec | T&Lアーキテクチャーを1秒間に最大3,100万トライアングルの描画性能に向上。GeForce2 Ultra コアを使用。 |
| GeForce3 (nVIDIA) |
4x | 200MHz | 460MHz | DDR | 128bit | 7.36GB/sec (7,360 MB/sec) |
NV20のコードネームで知られていた。 0.15μプロセスルール。5700万トランジスタを集積し,秒間8000億オペレーション(浮動小数点演算760億命令/秒),というスペックを誇る。描画性能は32ビットカラーの60fpsで1.3Mpixel。要するに1280×1024ドット(1.28Mpixel)の32ビットカラーで秒間60フレームをキープ。書き込む1ドット単位の質的向上を達成。 テクスチャパイプラインの構成は,同時に扱えるテクスチャが従来の2枚から4枚に拡大。FSAA(Full Screen Anti Aliasing)を強化し,これまでドライバが行っていたFSAAをチップ側でサポートすることでほぼ4倍の性能を実現した(GeForce2Ultra比)。 さらにQuincunx Anti Aliasが投入されており,ピクセルの中央部を加えた5点で演算することで画質を向上させた。 また,VertexShaderとPixelShaderの2つのユニットを追加。DirectX8をフルサポート。 |
| GeForce2 Ultra (nVIDIA) |
4x | 250MHz | 460MHz | DDR | 128bit | 7.36GB/sec (7,360 MB/sec) |
GeForce2 GTSで採用されたHyperTexelアーキテクチャやPerpixel shading、第2世代T&Lサポートなどの機能はそのままに,全体的な性能向上を図った製品。要は,クロックアップ製品と考えても良い。 描写能力は3000万triangles/sから3100万triangles/sへ。Fillrateは1.6Gtexels/sから2Gtexels/sへと向上。解像度は最大2048×1536にまで対応。 |
| GeForce2 Pro (nVIDIA) |
4x | 200MHz | 400MHz | DDR | 128bit | 6.4GB/sec | GeForce2PROはGeForce2GTSの普及版と考えていいだろう。GeForce2GTSの製造技術が少し進化し,実装メモリのバンド幅も上がって価格が少し下がったというありがたい製品。 |
| GeForce2 GTS (nVIDIA) |
4x | 200MHz | 333MHz | DDR | 128bit | 5.33GB/sec | 開発コード"NV15"。0.20μmプロセスで製造されていたGeForce(NV10)を0.18μmに移行させ,大幅な機能向上を図った。 GeForceと比べて,テクセル性能では約3倍,ジオメトリ性能は約1.6倍以上も向上。テクセル性能は1.6Gテクセル/秒と,同社の製品としては初めてギガを超えた。ちなみにGTSは,Giga Texel Shaderの略。 |
| GeForce2 MX400 (nVIDIA) |
4x | 200MHz | 166MHz | SDR | 128bit | 2.65GB/sec | MX 400は,使用可能メモリを,64bitDDRおよび128bitSDRに限定し,生産コストを抑えながらパフォーマンスを上げた。 MXと同じく,環境に最適な画質を実現する「Digital Vibrance Control(DVC)」やデュアルディスプレイ機能「TwinView」を搭載している。 |
| GeForce2 MX200 (nVIDIA) |
4x | 175MHz | 166MHz | SDR | 64bit | 1.33GB/sec | MXは,64bit DDR/128bit SDR/ 64bit
SDRのメモリに対応していたが、MX200は対応メモリを64bitSDRに限定し,生産コストを抑えている。 MXと同じく,環境に最適な画質を実現する「Digital Vibrance Control(DVC)」やデュアルディスプレイ機能「TwinView」を搭載している。 |
| GeForce2 MX (nVIDIA) |
4x | 175MHz | 166MHz | SDR | 128bit | 2.65GB/sec | GeForce2GTSの技術をそのままに価格と消費電力を抑えたチップ。 GeForce2GTSの描画用のパイプラインが4本に対しGeForce2MXは2本に減らされている。メモリも廉価なSDRAMを使用し,クロック,バンド幅が少ないが,発熱や価格を抑えている。また,TwinView などの機能を付加し,2つのディスプレイに表示できる。コストパフォーマンスに優れた製品。 |
| Parhelia (Matrox) |
8x | 220MHz | 500MHz | DDR | 256bit | 18.0 GB/s | |
| G550 (Matrox) |
4x | 360MHz | DDR | 64bit | 2.66GB/s | G450の基本機能に,Head Casting Engine搭載。Vertex Shader対応。 | |
| G450 (Matrox) |
4x | 125MHz | 333MHz RAMDAC 360MHz |
DDR | 64bit | 2.66GB/sec | G450 の製造法を 0.25 µm
から 0.18 µm
に変更。クロックスピードは据え置き。 Dual Head機能搭載。 |
| G400 (Matrox) |
2x | 125MHz | 166MHz RAMDAC 360MHz |
SGRAM | 128bit | 2.66GB/sec | 3D性能はそれほど高くないが,高い画質や複数のディスプレイへの出力などの機能を備えており,3Dを必要としないサーバやビジネス用として根強い人気がある。 Dual Head機能搭載。 |
| RADEON8500 (ATI) | 4x | 275MHz | 400MHz | DDR | 128bit | 12.8GB/sec | 0.15μmプロセス技術で製造され,6000万トランジスターと従来の RADEON GPU の2倍の規模。1秒間に10億ピクセルの処理が可能で,ピーク時のメモリーバンド幅は毎秒12GBに達するとしている。レンダリング性能を25%向上するというメモリー帯域幅節減技術“HYPER Z II”,ピーク時に毎秒6250万トライアングルの処理能力を持つ“CHARISMA ENGINE II”,4つのレンダリングパイプラインで毎秒2Gテクセルの処理能力を持つ3Dレンダリングエンジン“PIXEL TAPESTRY”などを搭載。リアルなテクスチャーやライティング効果を得られるという“SMART SHADER”技術も搭載。DirectX8.1対応。 |
| RADEON8500LE (ATI) | 4x | 250MHz | 350MHz | DDR | 128bit | 11.2GB/s | OEM 用チップと予想される。当初のバルク品はこのスペックで登場した。RAMDACは,400MHz動作可能? |
| RADEON7500 (ATI) | 4x | 270MHz | 350MHz | DDR | 128bit | 8.8GB/s | 8500
のクロックが落ちたものではない。 "CHARISMA ENGINE" "HYPER Z" は,"II"ではなく,また,“SMART SHADER”や,”TRUFORM”も省かれている。 |
| RADEON (ATI) |
4x | 183MHz | 366MHz 183MHz |
DDR / SDR |
128bit | 5.86GB/sec 2.93GB/sec |
nVIDIAのGeForce2シリーズの対抗製品としてATIが開発したチップで,ハードウェアエンジン(ハードウェア T&L)はもとよりビデオメモリの効率使用などの技術も盛り込まれており,フルカラー時のパフォーマンス低下を低減している。 使用しているトランジスタの総数は3000万個。 |
| RADEON VE (ATI) |
4x | 148MHz | 296MHz 148MHz |
DDR / SDR |
64bit/ 128bit |
2.39GB/sec | RADEONの機能を生かしつつ価格を抑えたチップ。3D描画性能の一部の機能(Charisma
Engine)を省略しているほか,メモリバス幅も半分の64bitとなっている。 Hydra Vision機能によって,デュアルモニタに対応している。 |
| RADEON LE (ATI) |
4x | 164MHz | 328MHz 164MHz |
DDR / SDR |
128bit | 5.25GB/sec 2.62GB/sec |
RADEONのクロックダウン版。Hyper-Zも削除されている。しかし,レジストリの変更や,ツールによって,RADEONと同性能で動作するらしい。 |
| Kyro II (ST Micro) |
4x | 175MHz | 175MHz | SDR | 128bit | 2.80MB/sec | NECの開発した3Dエンジン,PowerVRの後継PowerVR3を内蔵している。 |
ビデオチップの性能もさることながら,ビデオメモリも高速,大容量なものが求められてきています。2D表示に必要な容量は,使用する解像度と表示色数によって決まりますが,最近のビデオチップは3D機能が付加されているため,さらに大容量になってきています。それは,3Dの場合,表示演算や多くのデータバッファのためにも使用するので,ビデオチップの性能に応じて相応の容量が決められています。
2D中心のビジネス用途の利用であれば,4Mbyte〜16Mbyte程度で十分ですが,動画再生や3Dアプリケーションを利用する場合は,32Mbyte以上実装しているものが目安です。
現在では,ビデオチップ自体が,必要容量がはっきりしているので,どのメーカーを選択しても同じチップなら同じような容量であるはずです。
また,速度が重要な要素で,3Dの膨大なデータを蓄え,演算するだけのメモリ速度が必要です。各チップにあったバンド幅を持つメモリが必要になります。
ビデオメモリの主な種類と特徴
| SDRAM (Synchronous DRAM) |
メインメモリでも利用されているメモリ規格。ビデオメモリでは,フレームバッファや,テクスチャデータを格納しておいたり,演算バッファとして利用する。バースト転送時にクロックと同期して,一度に複数個のアドレスに格納してあるデータへアクセスできるため,クロックが高速になるほどメモリへのアクセスが速くなる。データバス幅は64bit。 |
| DDR SDRAM (Double Data Rate SDRAM) |
これもメインメモリでも利用されている規格。SDRAMの改良型で,クロックの立ち上がりと立ち下がりを利用して,1クロックで2回の転送を行うことができるタイプ。 従って,バースト転送のため,単純にはいかないが,同クロックではSDRAMの2倍の転送速度を可能。 |
| SGRAM (Synchronous Graphic RAM) |
SDRAMに,グラフィック用の演算装置を組み合わせたメモリ。そのために,コストが高かったため,DDRの登場で,あまり利用されなくなった。 |
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